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1日1万株のレタスを生産する世界最大規模のLED照明植物工場

 植物工場装置と野菜販売を業務とするみらいは、世界最大規模のLED照明による植物工場を完成させた。1日の収穫量は、レタス約1万株で、地元のスーパーやレストランで販売される。年間数億円程度の売り上げを見込んでいる。

植物工場の栽培室
17,500本の植物育成用のLED照明が使用されている

 この植物工場は、宮城県内の宮城復興パークに建設されたもので、宮城復興パークが入居しているソニー仙台テクノロジーセンターの電子デバイス工場をリノベーションした。施設の設計施工は鹿島建設、植物育成用LED照明の開発製造を日本GEが担当した。

 工場の延べ床面積は約2,300平方m、栽培ラックは6~15段が18台、LED照明は約17,500本使用されている。

 人工光を使う植物工場では、導入価格が安い蛍光灯が主流だったが、GE製LED照明を使用することで、蛍光灯よりも消費電力が40%削減され、収穫量が50%増加したという。

伊達 浩二