ニュース
2合以下でも美味しく炊ける「おひつ御膳」と「ふっくら御膳」
(2014/6/24 18:10)
日立アプライアンスは、少量を美味しく炊ける2合炊きのIH炊飯器「おひつ御膳 RZ-VS2M」を9月中旬より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は60,000円前後(税抜)。
0.5合から2合(約5膳分)の少量炊飯に特化したIH炊飯器。同社によれば、ご飯を美味しく炊くには、98℃以上の高温でしっかり蒸らすことがポイントになる。新製品では、少量を美味しく炊くために、ご飯を高温でしっかり蒸らす点が特徴。
具体的には、内釜に熱を閉じ込めるため、内釜をぐるりと取り囲む「全周断熱構造」を採用した。内蓋には上部に熱が逃げないよう2重構造とし、空気断熱層を設けたほか、おひつの外周にも真空断熱材を搭載した。また、蒸らし時に内釜から蒸気が逃げるのを防ぐ調圧構造を備え、内釜の高温を維持する。
さらに美味しく炊ける工夫として、内釜には「重厚打込鉄釜」を採用した。厚さは3.6mmで、5.5合炊きの炊飯器と同じだが、1合あたりの蓄熱量は約1.5倍に高めた。
おひつ御膳のもう1つの特徴は、おひつ部だけを取り外せること。おひつ部にはハンドルが付属し、熱源部から持ち上げて、おひつ部を食卓に置ける。これにより、アツアツのご飯を手元でよそえる。炊飯終了後、約2時間後は70℃の熱さに保つという。
使い勝手の面では、内釜や内蓋、内蓋と一体化した蒸気口を取り外して水洗いできる。内釜には、炊き上がりのご飯の硬さがわかりやすい水位線を記載し、従来の炊飯器よりも水加減が調節しやすいという。
運転コースは炊飯のほか、炊き込み、おかゆ、2合を25分で炊く「快速」コースを備える。付属の説明書には雑穀ご飯や山菜おこわ、赤飯、青菜がゆなど計8種類のレシピを掲載する。
本体サイズは217×260×175mm(幅×奥行き×高さ)。本体重量は約3.2kg。内釜全体の重さは600g。消費電力は500W。しゃもじと計量カップを同梱する。カラーはブラウンゴールドとブライトシルバー。
少量も美味しく炊ける5.5合タイプも
同じく少量を美味しく炊ける機能にこだわったIH炊飯器として、「ふっくら御膳 RZ-VW3000M」も7月10日より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は110,000円前後(税抜)。
5.5合炊きのIH炊飯器。2合以下の少量も美味しく炊けるよう、大火力側面ヒーターを新たに採用した点が特徴。火力は昨年モデル「RZ-TW3000K」の約2.3倍となる約80Wで、内釜を高温に保つ。
従来通り、日立の炊飯器の基本である1.3気圧で沸点を107℃に上げた状態でスチームを発生させる「圧力&スチーム」機能は採用する。この圧力&スチームと真空断熱構造や大火力側面ヒーターをあわせて、2合以下の少量でも美味しく炊き上げられるという。なお操作時に、「2合まで」「1合まで」と分量を設定することで、きめ細かく加熱を制御できる。
機能面では、炊飯中に生じた蒸気を水にして溜めて、蒸らしや保温時のスチームに再利用できる「給水レスオートスチーマー」を搭載する。これにより、炊飯器から蒸気が出にくいという。
本体サイズは275×361×246mm(同)。本体重量は8.1kg。消費電力は1,400W。炊飯時の消費電力量は「エコ炊飯」で142Wh、「極上しゃっきり」で167Wh、「極上もちもち」で185Wh。カラーはシャンパンとマグノリア。