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2月の家電売上は、増税前の駆け込み需要で前年を3割上回る

 日本電機工業会(JEMA)は、2014年2月の国内出荷実績を発表した。

 出荷額は2,055億円で、前年同月比で30.6%増となり、9カ月連続で前年を上回った。JEMAでは、昨年後半からの消費マインドの上昇に加え、4月の消費税率引き上げを前にした駆け込み需要が要因と分析している。

 製品別では、エアコン、冷蔵庫、洗濯機が引き続き好調。エアコンの出荷額は前年同月比45.4%増の566億円。冷蔵庫は82.4%増の445億円。洗濯機は34.2%増の308億円となっている。一番短い冷蔵庫でも4カ月連続で対前年比プラスを継続している。

 また、電子レンジが3.9%増、炊飯器が10.3%増、IHクッキングヒーターが16.3%増と、調理家電系も好調を維持している。一方で、掃除機は対前年比0.8%のマイナスとなった。サイクロン式は好調だが、他の種別が伸び悩んだ。

前年同月比を示す折れ線はずっと100%を上回っている

伊達 浩二