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4月の家電出荷額、増税直後にもかかわらず前年を上回る

 日本電機工業会(JEMA)は、2014年4月の国内出荷実績を発表した。4月の家電出荷額は前年同月を5.3%上回る1,533億円で、11カ月連続のプラスとなった。消費増税の直後だったが、3月の需要が著しく増加して納期が一部4月にずれ込んだことや、前年4月が低調だったことから、前年を上回る結果になったという。

 製品別の出荷額は、エアコン、冷蔵庫、洗濯機はいずれも好調だった。具体的には、エアコンが前年同月比23.4%増の373億円で11カ月連続のプラス。冷蔵庫は16.2%増の327億円で6カ月連続のプラス。洗濯機は11.7%増の246億円で、7カ月連続のプラスとなった。

 一方で、掃除機や空気清浄機、シェーバー、電動歯ブラシ、扇風機などの出荷額が前年を2桁以上下回った。特に空気清浄機の落ち込みが大きく54.8%減となっている。

消費増税直後だが、4月としては昨年の出荷額を上回った

小林 樹