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64眼スピードセンサーで食材の温度を見分けるオーブンレンジ「3つ星 ビストロ」
(2014/3/19 16:25)
パナソニックは、食品の温度やサイズを見分ける機能を向上させたオーブンレンジ「スチームオーブンレンジ 3つ星 ビストロ NE-BS1100」を6月1日より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は140,000円前後(税抜)。
食品のあたためから煮物や焼き物、蒸し料理などの調理ができる、庫内容量30Lのオーブンレンジ。
3つ星ビストロシリーズは、同社独自の加熱システム「光ヒーターシステム」を採用している点が特徴。赤外線ヒーターとマイクロ波を組み合わせて、効率良く加熱することで、肉や魚、野菜など様々な食材の時短調理が可能になる。
新製品では、赤外線センサーを改良。赤外線センサーは、食品に触れずに食品の温度を検知し、あたためる際の温度をコントロールする。新製品では従来の8倍となる64素子の「64眼スピードセンサー」を搭載し、食品の温度を瞬時に検知し、食品の成分や大きさを見分ける。これにより、大皿を温める際に低温部が残って加熱ムラになるのを防ぎ、適切な温度と時間で温められるようになった。
具体的には、茶椀1杯のごはんは、従来よりも素早く、約30秒台で温められる。64眼スピードセンサーがごはんを均一の素材と判断し、省エネの「エコナビ運転」で加熱することで、加熱しすぎを防ぐ。エコナビ運転なしの場合に比べて、上昇温度1℃あたりの電力量は約17%抑える(150gを70℃で温める場合)。
64眼スピードセンサーにより、焼き物の調理後など庫内が高温になっている場合も、「自動あたため」機能を使用できる。庫内に食品を入れると、食品部分の温度が低下するが、64眼スピードセンサーは庫内全体の温度を測定して、食品の位置を見極める。これにより、食品の温度上昇値を検知し、庫内が熱くなっている場合にも自動であたためられるという。
調理メニューでは、分量を検知して加熱時間を自動で設定する「かんたん煮物」メニューを追加。あらかじめ分量をはかる手間が不要になり、自宅にある材料で手軽に煮物を作れるという。
一般的に、ガスレンジで煮物を作る際は鍋に水を多量に入れるが、マイクロ波によるレンジ調理は、野菜に含まれる水分で調理する。これにより、例えばかぼちゃの煮物を作る場合、加熱時間は鍋で調理するよりも13分短縮し、ビタミンCは約12%多く残るという。
使い勝手の面では、よく使う機能を大きく表示する「かんたん画面」を採用。標準画面と切り替えられる。
従来に引き続き、スマートフォンからレシピ検索や使い方を確認できる「タッチアクセス」機能を採用している。
本体サイズは494×435×390mm(幅×奥行き×高さ)、本体重量は20kg。水タンク容量は650ml。グリル皿とオーブン皿、ミトン2枚が付属する。レンジ加熱の自動出力は約1,000W、150W~800Wから手動で設定可能。オーブン加熱の温度は100~300℃。336種の調理メニューを備える。カラーはルージュブラックとホワイト。
メニュー数を省略した下位モデルも登場
3つ星 ビストロシリーズの下位モデルとして、NE-BS1100と同じく64眼スピードセンサーやスマートフォンとの連携機能を搭載し、42種の調理メニューを搭載する「スチームオーブンレンジ NE-BS901」と、従来と同じ赤外線センサーを採用し、エコナビやスマートフォンとの連携機能を省略した「スチームオーブンレンジ NE-BS801」も発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は順に110,000円前後、80,000円前後(いずれも税抜)。
このほか、スチームエレックシリーズの新製品として、「スチームオーブンレンジ NE-SC301」も発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は70,000円前後(税抜)。
3つ星 ビストロシリーズと同様にオーブンを2段備えるが、グリルは上面のみという点が異なる。