ニュース

ノンフライ料理などヘルシー調理メニューを充実させた日立「ヘルシーシェフ」

MRO-NBK5000 パールレッド/パールホワイト

 日立アプライアンスは、ヘルシー調理メニューを充実させた過熱水蒸気オーブンレンジ「ベーカリーレンジ ヘルシーシェフ MRO-NBK5000」を6月12日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は170,000円前後(税抜)。

 ベーカリー機能とスチームグリル機能を搭載する多機能オーブンレンジ。ノンフライ料理や発酵食品を用いたメニューなど、「ヘルシー調理」メニューを追加した点が特徴。なお、スチームグリル機能やベーカリー機能、液晶タッチメニューの基本的な仕様は、従来機種「MRO-MBK5000」と同等。

 ヘルシー調理メニューの充実について同社は、「高機能タイプのオーブンレンジに求められる、ヘルシーな料理ができるというニーズに対応するため」としている。

 具体的には、過熱水蒸気/オーブン/レンジ/グリルなどを組み合わせたノンフライ料理を、従来機種の20種類から55種類に増加した。従来の鶏のから揚げやえびの天ぷらに加え、コロッケやあじフライなどを追加する。

コロッケとあじフライ

 また、「スチームグリル」機能では、油を使用しない炒め物や、ビタミンCの減少を抑えるメニューに加え、塩こうじなどの発酵食品を用いたメニューを、「ベーカリー」機能では、オリーブオイルを使ったメニュー「オリーブ油食パン」を追加する。これらのメニューを追加したことで、ヘルシー調理メニューは合計で161種類となった。

ほうれん草の塩こうじソテーと鶏肉の塩こうじ焼き蒸し

 これらの「ヘルシー調理」をはじめとしたオートメニューは、液晶画面のメニューキーをタッチする「液晶タッチメニュー」で簡単に操作できる。液晶画面には、従来機種の3、4人分のみの材料から、1人分、2人分、3人分以上の材料を表示するようになり、食材や形状に合わせて加熱時間を自動調整する「解凍メニュー」などを表示する機能も搭載する。

1人分の材料も表示される
解凍のコツの表示例

 そのほか、ベーカリー機能では、パンケーキや生チョコレートなどのメニューを追加したほか、ねり羽根の形状を改良することなどで、食パン1斤の調理時間が従来の約100分から約90分に短縮した。

 扉には、ゆっくりやさしく閉まる「ソフトクローズドドア」を採用する。

 本体サイズは500×459×418mm(幅×奥行き×高さ)。庫内容量は33L。オーブン方式はダブル光速ヒーター熱風式。出力は最大1,000Wで、800W/600W/500W/200W相当/100W相当に切り替えられる。オーブン設定温度は最大300℃で、100~250℃の間で調整できる。カラーはパールレッドとパールホワイト。

 また、ベーカリー機能を省いた「MRO-NY3000」と、ベーカリー機能とスチームグリル機能を省いた「MRO-NV2000」を6月12日より順次発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格(税抜)は順に140,000円前後、120,000円前後。

 ソフトクローズドドア、庫内容量、レンジ出力など、主な仕様はMRO-NBK5000と同じ。MRO-NV2000は、オーブン方式として光速ヒーター熱風式を採用。オーブン設定温度も最大250℃で、100~230℃の間で調整できる。

中野 信二