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シャープ、約30%軽くなったプラズマクラスターサイクロン掃除機

 シャープは、本体重量が約30%軽くなったサイクロン掃除機「EC-VX500」と「EC-NX500」を9月中旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は順に8万円前後と7万円前後。

「EC-VX500」 レッド
ブルー
「EC-NX500」

 高効率小型モーターの採用やダストカップの小型化によって、本体を小型化した掃除機。同社従来機種EC-VX310の本体重量4.9kgから、EC-VX500では3.5kgへと約30%軽量化された。また、ホースを細くするなどの工夫で、標準状態での備品類も、1.8kgから1.4kgへと約23%軽量化した。

右の従来機種に比べ、約30%軽量化された

 また、独自の「グルまる収納」を新採用した。ホースを本体にクルッと巻き、延長管をセットすることで、押し入れ下の低い場所などにスッポリ収納できるという。

新採用の「グルまる収納」を始め、立てた状態でもコンパクトに収納できる

 掃除機本体のダストカップにはスクリューフィンが装備されており、吸い込んだゴミを約1/15に圧縮する。スクリューフィンには、ザラついた舌で自分の毛を丸めて固める「ネコの舌」の構造を応用したという。さらに、排気をきれいにするクリーンフィルターに自動お手入れ機能を装備したことで、約1カ月間ゴミを捨てなくても掃除機を使用することができるという。

スクリューフィンでゴミを圧縮する。フィンのザラついた表面はネコに学んだという

 ダストカップ内には、同社の除菌・脱臭イオン技術「高濃度プラズマクラスター7000」を放出することで静電気を抑制し、ゴミの付着を防ぐ。

 上位機種であるEC-VX500では、モーターや吸込口、排気口などに、遮音/吸音/制振などの機能を持つサイレンサーを装備し、54dBの静かな運転音を実現した。同社では、この機構を「ハイブリッドサイレンサーシステム」と称している。また、クリーンフィルターに0.3μm以上のホコリを99.99%捉えるULPAフィルターを採用した。

 消費電力は約300W~850W、吸込仕事率は約60W~300W、運転音は約49dB~54dB。本体サイズは257×308×293mm(幅×奥行き×高さ)、標準時の重量は4.9kg。本体色はレッドとブルーの2色。

EC-VX500に搭載された「ハイブリッドサイレンサーシステム」。搭載されていないEC-NX500に対し、約5dB動作音が低い

 EC-NX500は、本体サイズは同じで、重量が100g軽い。吸込仕事率などの仕様は共通だが、運転音が約54dB~59dBとなる。本体色はグリーン。クリーンフィルターはHEPAフィルター。

伊達 浩二