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パナソニック、単身世帯やDINKS向けのタワー型アロマ加湿空気清浄機

 パナソニックは、単身世帯や共働きのDINKS世帯向けのアロマ機能付きタワー型加湿空気清浄機「F-VKJ20」を10月20日より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は35,000円前後。

加湿空気清浄機 F-VKJ20
設置イメージ

 適用床面積8畳の加湿空気清浄機。留守中に部屋の空気をきれいにする「留守そうじ運転」を採用した点が特徴。留守そうじ運転では、風向きや風量を自動で調整し、水平に近い角度で前に吹き出す「おそうじ気流」によって、床に落ちるホコリを約50%低減する。また、清浄したホコリの量を確認できる3段階の「ホコリインジケーター」を搭載している。

水平に近い角度で前に吹き出す「おそうじ気流」で、床に落ちるホコリを約50%低減

 同社によると、空気清浄機の普及率は4割を超えているが、単身や共働きのDINKS世帯では所有率が低いという。一方で、単身やDINKS世帯では家を不在にすることが多いため空気の動きが少なく、大きいホコリが床に落ちやすいという。新製品では、単身世帯やDINKS世帯向けに、留守中に空気のホコリを掃除する習慣を提案するとしている。

 運転モードは、「留守そうじ」「おまかせ」モードのほかに、加湿とアロマ機能を組み合わせた「うるおいアロマ」「おやすみアロマ」モードを搭載する。同社が空気清浄機にアロマ機能を搭載したのは初。

 アロマ機能の使い方は、好みのアロマオイルなどをコットンやティッシュに垂らし、本体上部背面のカセットケースにセットすると、部屋にアロマの香りが放出され、帰宅時や就寝時にくつろぎを演出するという。うるおいアロマモードの加湿量は300mL/hで運転音は34dB。おやすみアロマモードでは風量を弱にして静かに運転する。

 アロマの香りを活かすため、内部風路には回転型ダンパー構造を採用した。これにより、アロマモード時は風路を閉じて、風が脱臭フィルターを通り抜けるのを防ぐ。

「留守そうじ/おまかせ」のように空気清浄機能がメインの時は、左右の風路を開けて強力に集塵と脱臭を行なう
「うるおいアロマ/おやすみアロマ」のように加湿がメインの時は左右の風路を閉じる

 フィルターには、2年間交換不要の「集じんフィルター」と「脱臭フィルター」のほか、10年間交換不要の「加湿フィルター」を備える。

 本体はスリムなタワー型で、狭いスペースや部屋の隅にも設置しやすいという。本体サイズは230×230×612mm(幅×奥行き×高さ)。タンク容量は約1.2L。カラーはキャラメルモカ。

小林 樹