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サーモスとサントリー、マイボトルでお茶やコーヒーを楽しめる“次世代飲料”

drop専用ボトルと12種のポーション

 サーモスとサントリーは、マイボトルでお茶やコーヒーを味わえる新感覚の飲料「drop」シリーズを10月下旬より発売する。専用ボトルとポーションは別売りで、希望小売価格はボトルが1,980円、ポーションは1個あたり90円。当初は東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県のセブンイレブンで先行販売し、将来的に全国で販売を計画しているという。

 dropは、専用ボトルにポーションをセットしてお湯や水を注ぐことで、お茶やコーヒーなどの12種類の飲み物を味わえるというもの。注ぐ水の温度や量によって、飲み物の温冷や濃さを自在に調節できる点が特徴。冷たいコーヒーや、温かいお茶など、好みに合わせて楽しめるという。

使い方は、ポーションをセットしてボトルのハンドルを数回押し、お湯や水を注ぐだけ

 魔法瓶メーカーのサーモスとサントリーの両社は、近年の節約志向やエコ志向の高まりから、マイボトルを持つ人が増えていることに注目。マイボトルでインスタントのお茶やコーヒーを飲む人々は、「コーヒーやお茶だけでなく様々なタイプの飲み物も飲みたい」「ホットでもコールドでも楽しみたい」という要望があったという。

 dropでは、マイボトルで時間が経っても美味しく飲めるように配慮し、従来の缶やペットボトル入りの飲料には使いにくい原料をふんだんに活用したほか、香りを持続させるための独自技術を採用するなど、3年間かけて共同開発した。

drop専用ボトル「JNK-280」は、容量280ml
専用ボトルには真空断熱構造を採用している

 サーモス社が開発したdrop専用ボトル「JNK-280」は、容量280mlのまほうびん構造の真空断熱ボトル。口径は約64mmと広口で、飲み物のいれたての香り立ちを楽しめるよう配慮されており、手入れもしやすいという。本体サイズは115×85×150mm(幅×奥行き×高さ)。本体重量は約400g。カラーはホワイトのみ。

 一方の専用ポーションは、飲む直前まで素材の味わいを損なわない独自の容器を採用。ラインナップは、「抹茶入り緑茶」、「香る烏龍茶」、「白桃烏龍茶」、「ベルガモットアールグレイ」、「ジャスミン茶」「マイスターブレンド」「深煎りエスプレッソ」「焦がしキャラメルコーヒー」「芳醇カシスコーヒー」「HOTでおいしいオレンジ」「太陽のアセロラ」「あまとろ梅」の12種類。全てホットでもコールドでも味わえる。

12種類の専用ポーションは、各90円で販売される

小林 樹