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日立、油で揚げずにヒレカツが作れる「ノンフライ」機能搭載のIHクッキングヒーター
(2013/6/26 16:55)
日立アプライアンスは、油で揚げずにトンカツが作れる「ノンフライ」機能搭載のIHクッキングヒーター、「火加減マイスター」シリーズ、全21機種を8月1日より発売する。希望小売価格は350,700円~450,450円。
最大3.0kWの大火力で調理できる、ビルトインタイプのIHクッキングヒーター。同社のIHクッキングヒーターは、トッププレートとビルトインオーブンにそれぞれ複数のセンサーを配置し、きめ細かい温度制御ができる点が特徴。鍋だけを加熱する日立独自の加熱方式「ピュアIH加熱」も採用しており、トッププレートが鍋底以上に熱くならないため、吹きこぼれもサッと吹き取れるメリットがある。
上位機種の「HT-H300T」には、アルミや銅の鍋も高火力で調理できる「ダブルオールメタル」のコンロを2口備えるほか、過熱水蒸気で食材の余分な脂や塩分を落としてヘルシーに焼き上げる「過熱水蒸気ビッグオーブン」を搭載する。
新モデルでは、従来の特徴はそのままに、メニューとメンテナンス面を強化した。
油を使わずに揚げ物を作れる「ノンフライ」機能搭載
まずメニュー面では、揚げ物に着目した。同社の調査によると、揚げ物を好きな人は多いのに、温度管理が難しい、カロリーが気になるなどの理由で揚げ物は難しいと感じている人が多いという。
新モデルでは、レシピに応じて最適な温度制御を行なう「適温調理」機能に揚げ物レシピを20種類追加。野菜の素揚げ(140℃)、串揚げ(190℃)など最適な温度を自動で制御するという。これにより、適温調理に対応するレシピは100種類となった。
また、同社独自の「過熱水蒸気ビッグオーブン」を利用して、油を使わずに揚げ物を作る「ノンフライ」メニューを新たに搭載した。これは、あらかじめフライパンで炒ったパン粉を食材のまわりにつけて、オーブンで焼き上げることで、揚げ物のような仕上がりになるというもので、ヒレカツやエビフライなどのメニューに対応。
オーブンの上下に配置した高温のシーズヒーターにより、外はサクサク、中はジューシーに仕上がるという。また、庫内容量が十分にあるため、コロッケ8個、エビフライ10尾など一度にたくさんの量を調理できる点も利点だとしている。
過熱水蒸気ビッグオーブンでは、あらかじめイーストを混ぜて練り上げた生地を、専用の皿を使って焼き上げるパンメニューも充実。約1.4斤分のパンを約1時間(発酵から焼き上げ)で作れるというもので、本体には5種類のレシピが付属する。
取り外し可能なオーブンドアに、庫内は隅々まで拭ける
メンテナンスでは、手入れしにくいオーブン周りを強化した。同社のIHクッキングヒーターは、従来よりオーブンドアが取り外し可能、オーブン下部にあるヒーターを上に上げて、庫内を隅々まで掃除できるなど、清掃性に配慮されている。新モデルではオーブンドアに二重ガラスを採用し、ドア裏側の凹凸をなくした。手入れしやすくなったほか、庫内の熱が外に伝わりにくいため、安全性にも長けているという。
また、汚れがつきにくいシリコンコーティングを庫内に施す。脂が付きにくく、付いた場合でも簡単に手入れできるという。
キッチンデザインに応じて選べるカラーバリエーション
デザイン面では、今回初めてトッププレートの色を2色展開とした。これは、多様化するシステムキッチンのデザインに合わせたもので、ホワイトとグレーメタリックの2色から選べる。
使い勝手の面では、視認性の高いホワイト液晶を上面の表示部3カ所に用いるほか、火力の状態が一目でわかる4色のワイドカラー液晶も備える。