ニュース
象印、炊いたごはんのアンケートに答えて好みの味に近づける高級炊飯器
~内釜は蓄熱性の高いステンレスを採用。保温は最長40時間
(2013/6/19 17:05)
象印マホービンは、炊いたごはんの味のアンケートに答えることで、好みの味に近づけていくIH式炊飯器「圧力IH炊飯ジャー 極め炊き “極め羽釜” NP-WA10」を、8月21日に発売する。希望小売価格は126,000円。
最上位モデル「南部鉄器 極め羽釜」シリーズに次ぐ、高級モデルの5.5合炊きIH式炊飯器。新機能として、徐々に好みの味に合わせてごはんを炊く機能「わが家炊き」メニューを搭載した点が特徴となる。
わが家炊きメニューは、前回食べたごはんの感想について、本体の液晶画面上に表示されるアンケートに回答し、それに合わせて食感を微調整することで、理想とする味に徐々に近づけていくという機能。感想は「かたさ」「粘り」の2項目が用意され、それぞれ「やわらかい/良い/かたい」、「(粘りが)弱い/良い/強い」という3択から選ぶ。合計で121通りの炊き方が選べるという。
内釜には、従来モデル「NP-SC10」と同じく、釜の側面にかまどの釜のような羽(出っ張り)を設けて、側面から釜内部へ熱を伝える“羽釜”デザインを採用。釜の素材には、羽を含む釜の外側部分に、従来のニッケルメッキよりも発熱効率が高いステンレスを取り入れた。さらに、蓄熱性を高めるために、釜の厚さは従来の2.2mmから3.5mmに、重量は0.9kgから1.4kgに変更された。
同社では新しい内釜を「新・極め羽釜」と呼んでおり、従来モデルよりも素早く熱が伝わり、高火力を維持しながら炊飯するため、ふっくらとしたごはんが炊き上がるとしている。なお、羽部分のステンレスは1品ずつ削り出された後、内釜本体に溶接される。
釜にはこのほか、ごはんをよりおいしく炊く「うまみプラチナコート」が施されている。コーティングなしの場合と比べて、ごはんの甘み成分を約60%、うまみ成分を約10%アップするという。
炊飯器本体では、内釜の羽部分に密着して加熱する「かまどヒーター」の面積を、従来モデルの3倍に拡大し、側面からの加熱を同比約1.6倍に強化した。かまどのように側面から大火力を送ることで、米の一粒一粒に熱を行き渡らせるという。
保温機能では、火加減を細かくコントロールする「極め保温」を搭載。また、水分の蒸発を抑えるために、二重の内蓋と蒸気口内の「おひつボール」も備えた。同社ではこれらの保温機能により、最大で40時間の保温ができるとしている。保温しないユーザー向けには、保温を切るメニューも用意される。
本体サイズは295×365×240mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約8kg。炊飯容量は0.09~1L。炊飯時の消費電力は1,360W。本体カラーはプライムホワイトとプライムブラウン。付属品として、米の軽量や洗い方など、ごはんをおいしく炊くためのコツを収録したDVDが同梱される。