日立、薄型デザインで天井にも光が広がる光源一体型LEDベース照明

~連結部も明るい新カバーを採用
一体型LEDベース器具40W形

 日立アプライアンスは、薄型デザインの施設用LED照明「一体型LEDベース器具40W形」4機種を、8月2日に発売する。希望小売価格は、定格出力タイプが41,790円、高出力タイプが56,490円。

 施設や店舗の主照明として使用できるLED照明。LED光源部分と器具を一体化することで、器具の高さが40mmという薄型デザインが特徴となる。また、LEDの光を天井に広げる新設計のカバーを採用することで、室内に広がり感が演出できるという。

 さらに、カバーの端部には光を通す部品を採用。従来の蛍光灯器具では、器具同士を連結すると連結部が暗くなっていたが、新製品では連結しても光が繋がって見えるという。
 明るさについては、高効率LEDモジュールと放熱性を考慮した構造設計により、Hf32形2灯の蛍光灯器具と同等。高出力タイプの場合、1台当たりの平均消費電力は58Wで、Hf32形2灯の1台当たり88Wと比べて、消費電力を約34%削減することになる。さらに寿命は、Hf32形2灯の約3倍となる40,000時間。器具一体型のため、ランプ交換の作業も不要となる。

器具断面図。LED光源部分を器具と一体化することで、40mmの薄型デザインとした点灯状態。末端まで明るい
連結した場合、光が繋がって見えるよう工夫されている従来光源「Hf32形2灯用」との仕様の比較

 点灯方式として、各タイプに「照度補正形」と「連続調光形」の2種類を用意。照度補正形は、初期の明るさを抑えることで、使用開始時から寿命付近まで明るさを一定に保ち、より省エネを促進する。明るさを重視する場合は、照度補正機能を解除することもできる。連続調光形は、日立製の専用制御装置と組み合わせることで、使用状況などによって照明を制御し、節電する。


【一体型LEDベース器具40形 ラインナップと仕様】
タイプ点灯方式形式定格光束定格
消費
電力
固有
エネルギー
消費効率
平均
演色
評価数
LED
光源
寿命
希望
小売
価格
高出力
タイプ
照度
補正形
NE4201N-JU147,350lm66W
(平均58W)
111.4lm/WRa8540,000
時間
56,490
連続
調光形
NE4201N-ZU1466W
定格
出力
タイプ
照度
補正形
NE4201N-J145,500lm51W
(平均45W)
107.8lm/W41,790
連続
調光形
NE4201N-Z1451W






(正藤 慶一)

2012年7月31日 15:31