パナソニック、LEDペンダントライトなどLED照明の品揃えを拡充

~全940品番で、くつろぎ感の高い“一室複数灯”を提案
新商品のLEDペンダントライト「LGB10906LE1」

 パナソニック エコソリューションズ社は、住宅用のLED照明約490品番を、4月21日より順次発売する。これに合わせて、部屋に複数の照明を備えた“一室複数灯”の提案を強化する。

 新たに投入されるLEDは、明るさと連動して光色を変える「シンクロ調色」の照明や、LED1灯でテーブル全体を照らすLEDペンダントライト、華やかなデザインのLEDシャンデリアなど。今回、約490品番が追加されることで、同社のLED照明器具は合計で約940品番となった。同社ではLED照明器具の選択の幅が大きく広がるとしている。

スリムなLEDペンダントライト「LGB10976LE1」“華やかさとスタイリッシュさが共存した”というLEDシャンデリア「LGB57650」明るさに応じて光色が変わる「シンクロ調光」機能搭載のLEDペンダントライト「LGB10702WLV1」
LGB10906LE1の設置例LGB10976LE1の設置例
LGB57650の設置例LGB10702WLV1の設置例。光の色温度は、左が5,000K、右が2,700K

 パナソニックではまた、新製品の発売に併せて、「シンフォニーライティング」の提案も強化していくと発表した。

 シンフォニーライティングとは、部屋を1台のシーリングライトで照らすのではなく、複数の照明を切り替える“一室複数灯”の照明とすることで、食事や団欒、くつろぎなど、暮らしの様々なシーンを演出する、パナソニック独自の照明コンセプトのこと。目的別にあかりを配置することで、必要以上の器具が不要となり、省エネが実現できるという。

 シンフォニーライティングはまた、くつろぎ感を高める効果もあるという。同社の実験によると、照明がシーリングライトのみの部屋、ダウンライト8灯が中央に集まっている部屋、照明を部屋の中央と天井の壁や床に配置した「シンフォニーライティング」の部屋を比べた場合、シンフォニーライティングはほかの2つの例と比べ、快適感が高く覚醒感が低いという、よりくつろぎ感が高い結果になったという。

パナソニックの調査による、シンフォニーライティングとそのほかの照明の“くつろぎ感”の違い。シンフォニーライティングは「快適感が高く、覚醒感が低い」という結果になった

 パナソニックではシンフォニーライティング強化の具体的な取り組みとして、全国のショウルームで無料の照明プランを作成したり、専門スタッフの提案力を強化するなどして、LED照明による心地よい照明空間作りを進めていくとしている。






(正藤 慶一)

2012年4月12日 00:00