東芝、約1.4kgも軽くなったサイクロン式掃除機「トルネオ ミニ」

TORNEO mini (トルネオ ミニ) VC-C11

 東芝ホームアプライアンスは、本体重量を従来品比で約1.4kg軽量化したサイクロン式掃除機「TORNEO mini (トルネオ ミニ) VC-C11」を、9月1日に発売する。価格はオープンプライスで、市場想定価格は4万円前後。

 「トルネオ」は、東芝のサイクロン式掃除機における最上位シリーズ。ダストカップ内で空気とゴミを遠心分離して吸引力を維持し、ゴミを捨てやすいように圧縮する「デュアルトルネードシステム」を搭載した点が特徴となる。

従来モデルよりも小型・軽量化した

TORNEO mini VC-C11は、トルネオシリーズのコンパクトタイプに当たる新モデル。本体重量は2.5kgで、従来品のVC-CY9Dよりも約1.4kg(約36%)軽量化した。小型で軽量の「高効率モーター」を採用し、電源コードの軽量化や、デザインをスリムにしたことによって、持ち運びしやすく、操作性が向上したという。

 さらに、ダストカップの形状を、従来モデルより小型化。圧縮力が向上し、ゴミを多く吸い込むことができるとしている。

 デュアルトルネードシステムを採用したダストカップは、上部の「遠心分離ゾーン」と下部の「集塵ゾーン」の2層に分かれ、遠心分離ゾーンでは、ゴミと空気を分離する。さらに集塵ゾーンでは、吸い込んだゴミを圧縮。チリが排気に含まれるのを防ぎ、フィルターの目詰まりを抑えることで、吸引力を99%以上持続するという。

 なお、フィルターに溜まったゴミは、本体上部の「ちり落としつまみ」を回転させることで、ダストカップを取り外す必要なく、捨てられる。

デュアルトルネードシステムフィルターに溜まったゴミは、本体上部の「ちり落としつまみ」を回転させることで、ストカップを取り外す必要なく、捨てられる

 フィルターには、排気を清潔にするために、イチョウ葉エキス入りの「フラボノイドフィルター」と「ゼオライトプリーツフィルター」を採用した。フラボノイドフィルターは、菌やウイルス、ダニ、花粉などの活動を抑制する効果があるという。また、ゼオライトプリーツフィルターには、強力な脱臭効果があり、この2つのフィルターを合わせることで、0.5μm以上の微細な塵を約99.9%捉え、排気を清潔にするという。

 ヘッドには、壁ぎわや隙間もしっかり掃除するというモーター駆動の回転ブラシ「軽量コンパクトパワーヘッド」を備える。回転ブラシは、取り外して水洗いも可能。さらに、ヘッドに設けられた吸気口「床上ダストゲッター」では、浮遊ホコリを吸い込む。

らくわざグリップ

 使い勝手の面では、上位モデルと同様に、腕への負担がかかりにくい「らくわざグリップ」を搭載。延長管の延長線上から約100度の位置にグリップの握り部分を設けたことで、手首の動きがヘッド部に直に伝わり、手軽に前後左右にヘッド部を動かしやすいという。

 省エネ面では、「エコモード」を備える。エコモードの選択時には、ヘッドを浮かせるたびに吸引力を自動で抑えるため、強モードで使用する時に比べて、消費電力量を約38%削減注できるとしている。

 吸込仕事率は330W。本体サイズは215×315×238mm(幅×奥行き×高さ)。本体重量は2.5kg。集塵容量は0.25L。消費電力は850W。運転音は約64dB。

 カラーは、グランレッドとシルバー。「すき間ノズル」と「フィルターお手入れブラシ」が付属する。

TORNEO mini (トルネオ ミニ) VC‐C11A

 なお、ヘッド部分に「フローリングターボヘッド」を採用したVC‐C11Aも同時に発売する。フローリングターボヘッドは、エアー駆動で回転するブラシで、ゴミを吸い込みながら、フローリングを掃除することができる。価格はオープンプライス、市場想定価格は3万円。吸込仕事率は320W。カラーはピンクのみ。







(小林 樹)

2011年7月28日 16:57