東芝、家庭用で“業界最大容量”の560Lエコキュート

　東芝キヤリアは、家庭用では“業界最大容量”となる貯湯容量560Lのエコキュート「ESTIA(エスティア) 560Lタイプ」を、12月17日に発売する。希望小売価格は、自動で湯張りをするフルオートタイプの「HWH-FB561C」が932,400円、手動で給湯する給湯専用タイプの「HWH-F561C」が840,000円。

ESTIA エスティア 貯湯ユニット560Lタイプ	ヒートポンプユニット(室外機)

貯湯ユニットの容量は、“業界最大容量”という560L。最大8人家族まで対応するという

　ヒートポンプユニットの加熱能力を7.3kWまで高めることで、貯湯ユニットの容量を家庭用で“業界最大容量”という560Lとした点が特徴。従来の460Lタイプでは、利用できる家族の目安が4～7人だったのに対し、本製品では5～8人となっており、大家族でも余裕を持ってお湯が使えるという。

　「フルオートタイプ」では、風呂の湯張り回路内に銀イオンの発生ユニットを搭載。ニオイや浴槽のヌメリを抑制する効果があり、家族が入浴し終わるまで、快適に入浴できるという。また浴室リモコンには、入浴一人ごとの給湯使用量をリアルタイムに表示する「給湯量Navi」機能を備えている。

　「給湯専用タイプ」では、設定湯量で給湯を自動停止する「オートストップ機能」を搭載。蛇口のしめ忘れによるお湯の入れすぎが防げるという。また、貯湯ユニットを並列に連結することで、大容量給湯システムとしても利用できる。同社では2世帯住宅や理髪店、店舗兼住宅など、給湯使用量の多い用途に向いているという。

貯湯ユニットの高さを抑えた“ローワイドタイプ”も発売する

　このほか、貯湯ユニットの高さを抑えた460Lの「ローワイドタイプ HWH-FB461C」も同時に発売する。高さは1,810mmと、標準品の高さである2,140mmよりも330mm低いため、半地下や軒下など高さ制限のある設置場所にも設置しやすいという。フルオートタイプで、希望小売価格は843,150円。