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クラウドファンディング家電〜冷暖やイビキ防止機能も完備した“世界一”の寝心地をうたう多機能マットレス

「クラウドファンディング」とは、製品開発などのプロジェクトを達成させるための資金を“多くの人たち(Crowd)”から集めて“資金調達(Funding)”するという意味。そんなクラウドファンディングで資金調達中の家電開発プロジェクトを紹介する。

 無意識下の睡眠状態を充実させられるかが、起きている時間のパフォーマンスを左右する。ということで、昨今は“良質な眠り”をテーマとしてベッドなどの寝具をはじめ、エアコン、照明、オーディオなどまで発売されている。それほど重要視されている“眠り”を一気に解決してくれるかもしれないマットレスが、いま開発されつつある。

 その名はBalluga(バルーガ)。マットレス内のエアーセルを制御することで、正しい姿勢に導き、イビキを防止。さらにマッサージ機能まで搭載するという。

マットレス内に無数エアーセルを搭載している
エアーセルの圧をエリアごとに制御することで、ユーザーの姿勢を正しくする

 アクティブ・サスペンション・システムを搭載したマットレス。ユーザーの態勢を検知し、内蔵されたエアーセルをエリアごとに制御することで、正しい姿勢で眠れるよう導くという。

マットレスは温度を変えられる。設定温度で保ってくれる

 また、あらかじめ設定した温度に保たれるよう、マットレスの温度を制御してくれるという。温度はアプリで簡単に設定可能。ダブルベッドであれば、左右にエリアを分け、それぞれ違う温度を設定できる。そのため、一緒に寝ているパートナーが暑すぎて布団を蹴っ飛ばしたから、自分が寒くてしょうがなかった、などということが防げるという。

 内蔵のエアーセルは、正しい姿勢に保つだけではなく、マッサージも行なえるようになる。また、エアーセルの制御により姿勢を変えて、イビキを抑制することも可能になるという。

マッサージ機能を搭載
イビキを防止することも可能
操作は専用アプリで簡単に行なえる
睡眠時の状態をアプリでモニターできる

 もちろん各種設定は、専用アプリで操作や設定できる。また、モニタリングしたユーザーの眠りの状態を、アプリで確認できる。iOSとAndroid OSに対応できるよう開発中とのこと。

夜中に起きると自動で足元を照らしてくれる
ライトは、多彩な色を指定できる

 マットレスだけの購入も可能だが、マットレスを支えるベッド部分も同時に開発している。ベッドにはセンサーが内蔵され、夜中にユーザーが起きた場合には、自動でLEDが点灯して足元を照らしてくれる。

 シングルサイズのマットレスは1,299ドル(約14万円)、キングサイズのベッド付きマットレス3,799ドル(約37万円)などのコースがある。カスタマイズにも対応。既に4月に募集金額は目標を大幅に超える約1,500万円を突破。現在は開発中で、今年10月の出荷を予定している。日本への配送にも対応するようなので、もし睡眠に悩んでいるのであれば、試してみてはいかが?

河原塚 英信