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天気に応じたエアコン操作など、使い方無限大なヤフーの「my Things」

ヤフー「my Things」の体験イベント

 ヤフーは、IoT製品とウェブサービスをつなげるアプリ「my Things」の体験イベントを開催した。

 my Thingsは、モノとインターネットを接続するIoT(Internet of Things)領域の取り組みとして、ヤフーが提供するスマートフォンアプリ。IoT製品は、現在さまざまなメーカーから生み出されているが、同社はメーカーとは異なるインターネット事業者ならではの視点で、アプリを通してユーザーにIoTの利便性を届けるという。

 アプリに対応する製品は、活動量計「UP」「Fitbit」「misfit」や、ユカイ工学のコミュニケーションロボット「BOCCO」、シャープのロボット掃除機「ココロボ」など。これらの製品は、Yahoo!天気やヤフオク! Yahoo!メール、Twitter、インスタグラムなどのウェブサービスと接続でき、組み合わせることでさまざまな使い方ができるという。現在37チャンネルが登録されている。

「my Things」ホーム画面
ウェブサービスやIoT製品に対応する
現在37チャンネル登録

 ここでは、イベントで体験してきたIoT製品とmy Thingsの連携サービスを紹介していく。

Yahoo!知恵袋の回答をロボットがおしゃべり

コミュニケーションロボット「BOCCO」

 ユカイ工学のコミュニケーションロボット「BOCCO」は、BluetoothとWi-Fiに対応しており、インターネット経由でスマートフォンと音声メッセージのやりとりができる。

 子供や高齢者が帰宅した際にBOCCOに話しかけることで、親などは外出先からスマートフォンで確認するなどの使い方が可能。

 my Thingsアプリを経由した使い方では、ヤフー知恵袋やYahoo!天気との連携ができる。自ら知恵袋に投稿した質問のIDアプリ内に入力すると、回答がきたときにBOCCOが読み上げてくれる。Yahoo!天気では、登録した地域の天気予報をBOCCOがメッセージで知らせる。

 このほか、Twitterで自分宛てにきたリプライを、BOCCOが関西弁を交えて読み上げてくれたり、Gmailで受信したメールのタイトルを読み上げてくれるなどの使い方も可能。

本体に話しかけると音声メッセージがスマートフォンに届く
my Thingsを経由して、Yahoo!知恵袋の回答をBOCCOが読み上げてくれる機能などを搭載
Twitterのリプライを関西弁で喋り出す

 小型のロボットが、メッセージを読み上げてくれる姿は可愛らしく、子供や高齢者向けに見守りロボットとして使うだけでなく、大人がロボットに癒されるといった使い方もできそうだ。

家電コントローラーと連携して天気に応じたエアコンの操作も

 my Thingsに新たに対応したデバイスとして、グラモの家電コントローラー「i Remocon」が展示されていた。同製品は、スマートフォンから、家電やAV製品を操作できるようにする端末。

 本体をWi-Fiルーターに接続し、スマートフォンからWi-Fiで送られてきたリモコン信号を、赤外線に変換して家電製品などに出力する。エアコンや照明、テレビなど、リモコンを使用するさまざまな製品に対応し、自宅だけでなく外出先からもコントロールできる。

家電コントローラー「i Remocon」
my Thingsには12月16日に対応したばかり

 my Thingsとの連携では、Yahoo!天気と自宅のスピーカーを接続し、「雪が降る日の朝にクリスマスソングを流すといった設定をする使い方を披露していた。Yahoo!天気で雪の予報が出たら、i Remoconを経由してスピーカーが再生される。

 本体には温湿度センサーと、照度センサーを搭載。my Thingsを通して「気温の低い朝は暖房と加湿器をつける」などの設定も可能。

 なお、my Thingsで機能を使用する際は、事前にi Remoconの専用アプリで設定を登録しておく必要がある。

スピーカーと接続
Yahoo!天気と連携して、雪の日にクリスマスソングを流す設定
本体には温湿度センサーを搭載。気温に応じて暖房や加湿器をつけてくれる
my Thingsで接続する際は、事前に i Remoconアプリで設定する必要がある

IoTとIoTをつなげて使い方は無限大

 このほか、IoT製品とIoT製品をつなぐ使い方もmy Thingsならではの特徴。ウェアラブル活動量計「UP」と、シャープのロボット掃除機「ココロボ」を接続すると、UPがユーザーの起床を感知するとココロボに知らせ、ココロボが当日の天気などを喋って知らせてくれる。

 また、UPはi Remoconとも接続可能。UPがユーザーの眠りを感知すると、i Remoconがテレビの電源をオフにする。家電は3つまで同時に電源オフにでき、テレビやエアコン、照明などを睡眠時に同時にオフにすることで、消し忘れの防止になるという。

ウェアラブル活動量計「UP」
シャープのロボット掃除機「ココロボ」と接続できる
UPはi Remoconとも連携可能
眠りを検知して家電の電源をオフにする

5種類のアロマの香りを切り替えられるソニー「AROMASTIC」

ソニー「AROMASTIC」

 デバイスの開発段階だが、今後インターネットにつながることを視野に展示されていたのが、ソニーの「AROMASTIC」。独自の香りカートリッジを備え、5つのアロマの香りを気分によって瞬時に切り替えられる小型デバイスだ。

 香りは現在、5種類用意されており、緊張をほぐしたいときの「Relax」、森林浴のような気分で気分転換に向いた「Refresh」、仕事に集中したいときの「Working」などをラインナップ。1つのカートリッジにこれらの香りが集約されている。今後ラインナップは拡大予定だという。

5種類のアロマの香りが楽しめる小型デバイス
現在の香りラインナップ
気分によって切り替えれらる

 記者も実際に使ってみたが、さまざまなアロマの香りが楽しめ、どんな気分のときにでも使いやすいといった印象。ぐっすり眠りにつきたいとき、仕事中にリフレッシュしたいときなど、さまざまなシーンでの使用がすぐに思いつくほどだった。

 ボタンを押している間だけアロマが飛散するため、周りに香りを漏らすことなく使える。香りの切り替えは本体をスライドさせるだけで簡単にでき、続けざまに香りを楽しんでも、他の香りが残らないので使いやすかった。

香りの切り替えは片手で簡単にできる
ボタンを押しているときだけアロマが悲惨する

 現在はクラウドファンディングで支援金を募っている段階で、目標を達成したら2016年6月より、支援者に製品が届く。その後の販売は7〜8月を目標にしている。

 今後目標としているインターネットとの連携では、my Thingsの対応のほか、映画館での使用を想定。食事のシーンや緊迫した場面、リラックスしているときなどにWi-Fiなどで信号を飛ばし、シーンにあった香りの実現を目標とする。3Dメガネのように上映前に「AROMASTIC」を観客に配り、視覚だけなく、嗅覚からも映画を楽しめるようにしたいという。

1つのカートリッジに5種類の香りを備える。ラインナップを拡大し、映画館での使用も目標
小型でスマートに入れられる

(西村 夢音)