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ひねればWebサービスにつながる、Cerevoの鍵スイッチ「Hackey(ハッキー)」
(2015/10/28 17:20)
ネット接続型家電の企画や開発を手掛けるCerevoは、FacebookやTwitterなど多彩なWebサービスと連携する、カスタマイズ可能な鍵スイッチ「Hackey(ハッキー)」を発売した。価格は9,980円(税抜)。
Hackeyは、無線LANを内蔵した鍵スイッチ。鍵を回すと、あらかじめ設定した対応Webサービスでの操作が可能になる。例えば、定期的に水を購入している家庭であれば、Hackeyの鍵を回すことで、Amazonから水が届くよう設定することもできる。
こうした設定は、Web上の管理画面「Dashboard」から簡単に行なえるという。本日時点では「IFTTT(イフト)」や「zapier(ザピアー)」など、複数のWebサービスを連携させる「タスク自動化ツールと呼ばれるサービス」が利用可能。「自宅に帰った子どもがHackeyの鍵をひねると、決まった文言が親にメール」されたり、「スマート電球の点灯/消灯をコントロール」できたりするのだ。
本体サイズは、56×51mm(直径×高さ)で、重量は60g。無線LAN(IEEE 802.11b/g)に対応。Micro USBで給電。本体下部のLEDは、赤/緑/青/黄/紫の5色で点灯する。なお、鍵のパターンは100種類だが、業務利用などで鍵をカスタマイズしたい場合は、個別に対応していくという。
Cerevoの代表取締役 岩佐琢磨氏は、Hackeyのコンセプトについて次のように語った。
「Hackeyは、エンジニアではない人でも簡単にIoTの世界を構築できるようにする、というのが開発コンセプトです。そのため、究極までシンプルさを突き詰めて、この形になりました」
ヤフーの「my Things」との連携で、より簡単に多彩なカスタムが可能に
同時に、IoT製品とアプリケーションをつなげるヤフーのサービス「my Things」と今年中に連携されることが、ヤフー スマートデバイス推進本部の椎野孝弘氏から発表された。
まずmy Thingsについては、「IoT製品とアプリケーションがつなげることで、IoT製品単体やWebサービスだけではできなかった新たなユーザー体験を作り出すプラットフォーム」と定義。続けて、my ThingsとHackeyがつながることで、どんなことが可能になるのか、様々な事例を紹介した。
椎名氏によれば、「現在、my Thingsで利用できるサービスとデバイスは33チャンネル。今年、Hackeyが加わることで34チャンネルになります」。そして、これらのサービスとデバイスを組み合わせることで、6万通り以上の組み合わせを作ることができるという。