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ひねればWebサービスにつながる、Cerevoの鍵スイッチ「Hackey(ハッキー)」

Hackey

 ネット接続型家電の企画や開発を手掛けるCerevoは、FacebookやTwitterなど多彩なWebサービスと連携する、カスタマイズ可能な鍵スイッチ「Hackey(ハッキー)」を発売した。価格は9,980円(税抜)。

 Hackeyは、無線LANを内蔵した鍵スイッチ。鍵を回すと、あらかじめ設定した対応Webサービスでの操作が可能になる。例えば、定期的に水を購入している家庭であれば、Hackeyの鍵を回すことで、Amazonから水が届くよう設定することもできる。

 こうした設定は、Web上の管理画面「Dashboard」から簡単に行なえるという。本日時点では「IFTTT(イフト)」や「zapier(ザピアー)」など、複数のWebサービスを連携させる「タスク自動化ツールと呼ばれるサービス」が利用可能。「自宅に帰った子どもがHackeyの鍵をひねると、決まった文言が親にメール」されたり、「スマート電球の点灯/消灯をコントロール」できたりするのだ。

Hackeyの本体
付属の鍵を回すことがトリガーとなり、あらかじめ設定したWebサービスが、アクションを起こす
本体は手のひらサイズ
例えば鍵を回すと、インターネット経由で、PHILIPSのスマート電球「hue」を点灯させるデモ
鍵をひねると、あらかじめ設定した定型メッセージが送信されるデモ
本体下部にはLEDを内蔵。LEDは5色に光らせられ、例えば「彼女からメールがきたら青色に光らせ、親からのメールを受信したら赤色に光らせる」という設定も可能という

 本体サイズは、56×51mm(直径×高さ)で、重量は60g。無線LAN(IEEE 802.11b/g)に対応。Micro USBで給電。本体下部のLEDは、赤/緑/青/黄/紫の5色で点灯する。なお、鍵のパターンは100種類だが、業務利用などで鍵をカスタマイズしたい場合は、個別に対応していくという。

Cerevo代表取締役 岩佐琢磨氏

 Cerevoの代表取締役 岩佐琢磨氏は、Hackeyのコンセプトについて次のように語った。

 「Hackeyは、エンジニアではない人でも簡単にIoTの世界を構築できるようにする、というのが開発コンセプトです。そのため、究極までシンプルさを突き詰めて、この形になりました」

ヤフーの「my Things」との連携で、より簡単に多彩なカスタムが可能に

ヤフー スマートデバイス推進本部 アプリ開発室 室長の椎野孝弘氏

 同時に、IoT製品とアプリケーションをつなげるヤフーのサービス「my Things」と今年中に連携されることが、ヤフー スマートデバイス推進本部の椎野孝弘氏から発表された。

my Thingsは、IoT製品とWebサービスやアプリをつなげるプラットフォーム
現時点でmy Thingsが対応するWebサービスや製品は33チャンネル
2015年中にHackeyが加わり、誰もがIoTを簡単に使いこなせるようになる

 まずmy Thingsについては、「IoT製品とアプリケーションがつなげることで、IoT製品単体やWebサービスだけではできなかった新たなユーザー体験を作り出すプラットフォーム」と定義。続けて、my ThingsとHackeyがつながることで、どんなことが可能になるのか、様々な事例を紹介した。

事例1:高齢の親に「起きた時と寝る時に、Hackeyの鍵を回して」と頼んでおけば、起床/就寝時にメールが届くようにできる
事例2:帰宅した子どもが鍵を回せば「いま帰ったよ」という知らせが、Twitterのダイレクトメッセージで届くようにもできる
事例3:全ての社員のデスクにHackeyを配置し、出退勤の記録をEvernoteで管理できる
事例4:寝る時にHackeyを回せば、自宅のスマートロックがかかり、スマート照明がオフになるという設定が可能に
事例5:お母さんがHackeyをONにしなければ、テレビが見られない、ということも可能

 椎名氏によれば、「現在、my Thingsで利用できるサービスとデバイスは33チャンネル。今年、Hackeyが加わることで34チャンネルになります」。そして、これらのサービスとデバイスを組み合わせることで、6万通り以上の組み合わせを作ることができるという。

(河原塚 英信)