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部屋干しニーズ対応で、年間通して使える衣類乾燥除湿機

ハイブリッド方式の「F-YHLX120」

 パナソニックは、送風幅を広くした「ワイド送風」搭載の衣類乾燥除湿機4機種を4月1日より発売する。ハイブリッド方式の「F-YHLX120」、デシカント方式の「F-YZLX80」、デシカント方式の軽量コンパクトタイプ「F-YZLX60」と「F-YZL60」の4機種で、価格はオープンプライス。店頭予想価格は順に57,000円前後、40,000円前後、31,000円前後、24,000円前後で、いずれも税抜。

 花粉や黄砂、PM2.5などの影響により、年間を通して高まっている「部屋干し」ニーズに対応した衣類除湿乾燥機。従来、上位機種にのみ搭載していた「ワイド送風」機能を、軽量コンパクトタイプにも新たに搭載した。幅広く干した洗濯物を一度に乾燥できるように、ワイド送風機能では、送風幅を従来の約2倍となる約100cmとしている。これにより、乾燥時間は約30分程度短くなり、消費電力量も約18%削減できるという。

デシカント方式の「F-YZLX80」
デシカント方式の軽量コンパクトタイプ「F-YZLX60」
デシカント方式の軽量コンパクトタイプ「F-YZL60」

 これにより、ハイブリッド方式の「F-YHLX120」では、梅雨時で約43分、冬季で約59分で衣類を乾燥でき、衣類乾燥スピードは業界No.1だという。

 なお、デシカント方式の除湿機は、デシカント(ゼオライト)と呼ばれる吸湿剤を利用して、空気中の水分を吸着して除湿する。ハイブリッド方式とは、エアコンなどで利用されているコンプレッサーで空気を冷却し、空気中の水分を回収する「コンプレッサー式」と「デシカント式」を組み合わせた方式。デシカント式よりも除湿能力が高い。

 ハイブリッド方式「F-YHLX120」の本体サイズは、370×225×580mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は13.9kg。最大除湿能力は11.5/12.5L(50/60Hz)で、除湿可能面積は、鉄筋コンクリートの場合で23畳/25畳(50/60Hz)。本体カラーはシルキーシャンパン。

 デシカント方式「F-YZLX80」の本体サイズは、390×200×540mm(同)で、重量は8.6kg。最大除湿能力は7.4/7.5L(50/60Hz)で、除湿可能面積は、鉄筋コンクリートの場合で19畳。本体カラーはシルキーシャンパン。

阿部 夏子