「マイクロ高圧洗浄」でガンコな汚れを落とすドラム式洗濯乾燥機

ES-Z200 ゴールド系

　シャープは、ドラム式プラズマクラスター洗濯乾燥機「ES-Z200」を10月16日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は29万円前後(税抜)。

　洗濯/乾燥容量が9/6kgのドラム式洗濯乾燥機。ドラム式洗濯乾燥機では、ドロ汚れや黄ばみ/黒ずみなどのガンコな汚れが落ちにくいというユーザーのニーズに対応し、新技術「マイクロ高圧洗浄」を搭載する。

同社の調べによると、ドロ汚れや黄ばみ/黒ずみなどのガンコな汚れが落ちにくいというユーザーが多かったという

　マイクロ高圧洗浄は、新開発の「高圧洗浄ノズル」を採用したことで実現。高圧洗浄ノズルが、100μm～500μmの微細な水の粒子を1秒間に約100万個噴射し、繊維の奥の汚れを落とすという。さらに、高圧シャワーを「すすぎ」でも噴射して、汚れを洗い流し、かつ汚れの再付着を防ぐ。

　噴射される水は、洗濯機後方の水洗からチューブを介して直接高圧洗浄ノズルに送られる。従来のように、洗剤投入口を経由せずに水を洗濯槽に送り込むため、圧力の高い水を洗濯物に吹き付けることができるという。

マイクロ高圧洗浄では、微細な水の粒子を1秒間に約100万個噴射してガンコな汚れを落とす

給水時に水をノズルで高圧化するため、使用水量は従来機種の59L(9kgの洗濯時)と同じという。59Lのうち約40%を高圧シャワーで使用する

微細な水の粒子で衣類を洗うため、布が傷むこともないという

　シャープ株式会社 健康・環境システム事業本部 ランドリーシステム事業部 国内商品企画部 副参事の奥田哲也氏は、「従来の洗濯機では、洗剤投入口を経由して、水を洗濯槽に送り込んでいたため、水の圧力を高められず、汚れを落としきれていませんでした。ですが、今回の機種では、洗濯機後方の水洗と高圧洗浄ノズルがチューブで直接繋がっているため、圧力の高い水の粒子を衣類に吹き付けることができます」と、ドラム式の欠点である洗浄力の弱さをマイクロ高圧洗浄により高めたと解説した。

　そのほか、熱エネルギーのロスを抑えた「ヒートポンプ乾燥システム」や、洗剤の種類や汚れ具合などを見分ける「7種類のセンサー技術」を従来機種より継承している。これらの機能により、洗濯と乾燥の効率を高めることで、6kg(定格)の洗濯～乾燥時での消費電力量580Wh、使用水量52L、運転時間145分(前モデルから5分短縮)を実現したとする。

　なお、同社独自の機能「ココロエンジン」のメッセージ数が、従来機種の180種類から250種類に増加した。

　本体サイズは640×730×1,114mm(幅×奥行き×高さ)。本体重量は80kg。消費電力は280/870W(洗濯/乾燥)。消費電力量は60/580W(洗濯/乾燥)。カラーはゴールド系。

ES-A200 ホワイト系

　また、センサーを5種類(温度/湿度/水位/重量/振動)に絞り、ココロエンジンとふろ水ポンプを省いた下位機種「ES-A200」を10月23日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は23万円前後(税抜)。マイクロ高圧洗浄とプラズマクラスターを搭載する。