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ゼロエネルギーを実現した戸建住宅「スマートエコイエゼロ」

「スマートエコイエゼロ」モデル例

 パナソニック エコソリューションズ社は、エネルギーの収支がゼロとなる「ゼロエネルギー住宅(ZEH)」を実現した、一戸建て注文住宅「スマートエコイエゼロ」を4月1日に発売する。

 アクティブな設備機器と、パッシブな住宅構造の組み合わせでゼロエネルギー住宅を実現した。

 HIT太陽光発電パネルや、HEMS関連機器「AiSEG(アイセグ)」、住宅分電盤「スマートコスモ」、停電時にエネファームと連携できる「創蓄連携システム」などを装備する。太陽光発電で3.8kWの出力が得られる場合には、エネルギー消費量ゼロ、光熱費ゼロが実現できるという。蓄電池も装備しており、停電時でも指定した機器を約2日間使用できる。

大阪府で110平方mの住宅に4人家族で住むという想定で、ゼロエネルギー住宅を実現した
壁や床、窓などに断熱効果の高い建材が配されている

 また、住宅構造の要である梁(はり)を鉄で強化した「テクノストラクチャー」工法による深い軒(のき)や、外張り断熱と充填断熱を組み合わせた「サーモロックシステム」、断熱性の高い「アルゴンガス充填Low-E複層ガラス付樹脂サッシ」など構造面での特徴を活かし、断熱性や耐震性を高めた。断熱性は北海道の次世代省ネルギー基準をクリアした。

 さらに、パナソニック エコシステムズと共同開発した、24時間換気システム「ココチイーファン」を装備。高性能フィルターにより、PM2.5や花粉を約95%ブロックする。夏季には涼しい外気を取り入れることで、熱ごもりを解消できるとしている。

伊達 浩二