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マスプロ、庭や玄関先の侵入者を撮影してスマホに送信する防犯カメラ

 映像・情報・通信機器の総合展示会「CEATEC JAPAN(シーテックジャパン) 2013」が、千葉県千葉市の幕張メッセで開幕した。開催日程は10月1日~10月5日の5日間。一般公開日は10月2日~4日で、入場料は1,000円だが、事前登録を行なうことで無料となる。最終日の土曜日は無料。

マスプロ、庭や玄関先の侵入者を撮影して、スマホに画像を送るカメラ

 マスプロ電工は、庭先や玄関先に設置して不審者を撮影できる家庭用防犯カメラ「屋外用 カメラ付きお留守番チェッカー」を展示していた。

「屋外用 カメラ付きお留守番チェッカー」は会場でも使われていた
家庭内のネットワークに常時接続することで、カメラの撮影画像をリアルタイムでスマートフォンやタブレット端末から確認できる

 駐車場や家の裏口などの屋外に設置する、家庭用のネットワークカメラ。カメラにセンサーを搭載し、動くものを検知すると、スマートフォンやパソコンのメールに画像を添付して知らせる点が特徴。1秒間に最大5コマの簡易動画を撮影することもできる。

 さらに、外出先のパソコンやスマートフォンから、専用サイトにアクセスすると、カメラに映る状況をいつでも確認でき、万が一の事態にも早めに気づけるという。サービスのランニングコストはかからないが、本製品の使用にはインターネットへの接続が必要となる。

 同社では、家庭用のセキュリティカメラとして既に、侵入者を察知すると画像付きのメールで知らせる「カメラ付 お留守番チェッカー」や、部屋の室温や音、生き物の動きを画像付きのメールで知らせる「見守っチャオ! 」などの製品を発売しているが、家庭用の屋外向けカメラは初となる。

シンプルな本体
カメラのレンズの上には運転状況を知らせるランプを搭載
箱のような形で、防犯カメラ特有の威圧感は感じない

 機能面では、本体前面の照度センサーで部屋の明るさを検知するほか、赤外線センサーと暗視撮影用LEDを搭載して、夜間も約5m先まで撮影できる。また、侵入者を検知すると警告音を出す設定も用意した。

 このほか、風雨にさらされても壊れないよう、IPX5の防水性能を備えている。

 カメラは約37万画素で、撮影した画像は別売りのSDカードに書き込むこともできる。設置工事は不要で、電源にはAC100Vの家庭用コンセントを使用する。

 発売は年末を予定。価格はオープンプライス。店頭予想価格は未定。

25m先まで撮影できるモデルも

 同じブースでは、約25m先まで撮影できる中距離撮影用カメラ「TS2CC2」も展示されていた。主に業務用で、店舗や資材置き場、駐車場の監視などの使用シーンを想定している。カメラは200万画素の高画質で、フルHDにも対応する。

 発売済で、価格はオープンプライス。店頭予想価格は100,000円前後。

中距離撮影用カメラ「TS2CC2」
夜間も撮影可能な赤外線LEDを搭載する

小林 樹