ニュース
パナソニック、洗剤の泡を噴きかけて皮脂汚れも落とすドラム式洗濯乾燥機
~頑固な汚れやニオイを落とす温水洗浄コースも
(2013/8/29 15:49)
パナソニックは、洗剤を泡立てて衣類に噴きかける泡洗浄機能を備えたドラム式洗濯乾燥機「NA-VX9300」を、10月1日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は、ドアが左開きの「NA-VX9300L」、右開きの「NA-VX9300R」ともに350,000円前後。
洗濯容量10kg、乾燥容量6kgのドラム式洗濯乾燥機で、同社の縦型洗濯機に搭載されている「泡洗浄」機能を改良した、「ジェットバブルシステム」を搭載した点が特徴となる。
泡洗浄は、洗剤を泡立てて、泡の表面に密集する界面活性剤の力によって汚れを落とす点が特徴。今回のジェットバブルシステムでは、循環ポンプで洗浄液を泡生成用のボックスに入れ、ボックスの下から風を勢いよく当てることで、洗浄剤を泡立てる。そしてドラム槽内の洗濯物の上に、7本のシャワーで泡を噴きつける。界面活性剤が効率よく衣類に浸透するため、落ちにくい皮脂汚れも落ちるという。
洗濯中はさらに、泡が浮かした汚れを衣類から引き剥がすよう、「もみ洗い」「たたき洗い」「押し洗い」という3つの動作も加わる。
運転モードでは、洗浄水を温める「約15℃洗濯モード」(定格10kg)、「約40℃洗浄コース」(定格4.5kg)、「約60℃除菌コース」(2kg)の3つを新たに搭載した。
約15℃洗濯モードは、水温が低く洗剤の能力が発揮されにくい冬用のモード。水温が約15℃以下になると、センサーが自動でドラム槽外側のヒーターを作動。水温が低い冬場でも、洗浄力が落ちないという。
約40℃洗浄コースは、約40℃の水温で、ニオイの元となる皮脂汚れ、襟袖の汚れを落とすためのモード。約60℃除菌コースでは、白い衣類に付いた頑固な汚れを落とせるよう、約60℃の高温で洗浄する。除菌効果もあるという。
本体デザインでは、ドラム槽の直径を約3cm伸ばし、約53cmとした。これにより、大容量10kgの洗濯が可能になり、洗濯や乾燥の仕上がりも向上するという。なお、本体幅は従来どおり60cmを維持している。
このほか、洗浄の度にドラム槽内を洗う「自動槽洗浄機能」、ドラム後方からジェット風を放出し、衣類をほぐしシワの発生を抑える「ジェット乾燥」機能も備える。
給排水ホースを含んだ本体サイズは639×716×1,021mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約77kg。乾燥方式はヒートポンプ。パナソニックのスマートフォンアプリとの連携機能、ナノイーの放出機能、5インチのカラータッチパネルも備える。本体カラーはクリスタルホワイト。
下位モデルとして、「NA-VX7300」も同時に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は、左開きの「NA-VX7300L」、右開きの「NA-VX7300R」いずれも310,000円前後。洗濯容量10kg、乾燥容量6kgはNA-VX9300と同じだが、液晶はホワイト1色で、スマートフォンアプリと連携機能、ナノイーが省かれている。本体カラーはクリスタルゴールドとシャンパンゴールドが用意される。