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パナソニック、あちこちに向いたアゴ下の長い毛も深剃りできるシェーバー

パナソニックは、アゴ下のさまざまな方向に向いて生えている長い毛をすばやく深剃りできる5枚刃シェーバー「ラムダッシュ ES-LV94」を9月1日より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は45,000円前後。

ラムダッシュ ES-LV94
全自動洗浄充電システム

 肌へのやさしさと深剃りを追求したシェーバー「ラムダッシュ」シリーズの最上位モデルにあたる、5枚刃のシェーバー。今回の新製品では、アゴ下に多く生えている、様々な方向を向いた長いヒゲも素早く深剃りできるようにするため、「クイックスリット刃」を採用した点が特徴。

 クイックスリット刃は、ヒゲの導入部にくし状の突起部を設けたもので、突起部がヒゲの下にもぐり込みやすくすることで、従来機種では捕えにくかった毛も素早く深剃りできるようになったという。

 これにより、ヒゲの方向と刃の交差角が90度の場合、ヒゲの導入性は約1.6倍、交差角が45度の場合は1.7倍に向上したという。

くしのような形をしたクイックスリット刃
ヒゲの方向と刃の交差角
ヒゲの方向と刃の交差角が90度の場合、ヒゲの捉えやすさは約1.6倍、同45度では1.7倍に向上した

 開発の背景には、同社の調査に対し、約6割の男性が「休日にヒゲを剃らないことがある」と答え、そのうち8割以上が休日に伸びたヒゲを剃る際に、普段より時間がかかると答えていたことがあるという。

 クイックスリット刃のほかには、ヒゲの根元に潜り込んで深剃りする薄刃「フィニッシュ刃」を前後の端に2枚、その内側に、寝たヒゲやクセのあるヒゲをすくい上げる「くせヒゲリフト刃」を2枚搭載する。

5枚刃のうち中央の1枚にクイックスリット刃を採用したほか、フィニッシュ刃とくせヒゲリフト刃を各2枚ずつ搭載

 機能面では、同社独自の「ヒゲセンサー」機能を新たに搭載。ヒゲの濃さに合わせて、自動でパワーをコントロールして、肌への余分な負担を抑える。

ヒゲの濃いところでパワーをアップし、薄いところはセーブすることで、肌への負担を抑える

 モーターは、“世界最速”の毎分約14,000ストロークの「リニアモーター駆動」を従来同様に採用。濃いヒゲも逃さず、滑らかに深剃りできるという。

 本体サイズは72×53×165mm(幅×奥行き×高さ)。本体重量は200g。外刃はステンレス刃物鋼5枚刃、内刃は鋭角30度の「ナノエッジ内刃」。電源はリチウムイオン電池で、充電時間は1時間、使用日数の目安は約14日間。充電中の消費電力は最大10W。充電残量は10段階から表示する。本体にはポーチ、専用洗浄剤、オイル、掃除用ブラシ、ACアダプターが付属する。

 5枚刃の下位モデルとして、充電残量を3段階から表示する「ES-LV74」と、全自動洗浄充電器を省略した「ES-LV54」も同時に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は順に35,000円前後、30,000円前後。

ES-LV74
ES-LV54

全自動洗浄充電器がコンパクトになった、3枚刃タイプのラムダッシュ

ES-LT72

 同時に、3枚刃の電動シェーバー「ES-LT72」も発売する。従来モデルの「ES-LT70」よりも充電器を小型化し、新タイプの洗浄剤を採用したことでごみの量を80%減らし、ランニングコストも3分の2に抑えたという。価格はオープンプライス。店頭予想価格は20,000円前後。

 このほか、全自動洗浄充電器を省略した「ES-LT52」と「ES-LT22」の2機種も発売する。ES-LT22は充電残量表示機能が無く、残量が少なくなると、「充電催促ランプ」が点灯する。

ES-LT52
ES-LT22

小林 樹