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ソニー、1分間の回転でラジオが50分聴ける手回し充電ラジオ
(2013/6/18 17:06)
ソニーは、手回しハンドルやUSB、太陽光から充電できる防災ラジオ「手回し充電・非常用ラジオ ICF-B88」を7月20日より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は8,000円前後。
ラジオ機能、携帯端末への充電、LEDライトを搭載した多機能ラジオ。充電池を内蔵し、手回し充電やUSB、太陽光からの充電に対応する点が特徴。
手回し充電機能では、従来モデル「ICF-B03」のユーザーから「(充電用ハンドルの)手回しが大変」「壊れそう」といった声があったため、新モデルではハンドル部を改良。ハンドルの強度を高め、長さを1.5倍にすることで、グリップ部を握りやすくした。
また、手回しの充電効率も従来比1.2倍に向上させた。ハンドルを約1分間回すと、FMラジオを約50分、AMラジオを約75分、LEDスポットライトを15分使える。さらにLEDスポットライトの光量は従来比で1.5倍にアップしている。同社では、災害などの非常時や、電源の取れないアウトドアなどの屋外での使用に役立つとしている。
携帯端末への充電機能では、携帯電話やスマートフォンへの充電に対応する。付属のマイクロUSBケーブルや充電プラグアダプターを使って、スマートフォンや携帯電話を充電できるほか、別途専用ケーブルを用意すれば、新たにiPhoneの充電にも対応する。
手回し充電を約1分間行なった場合、スマートフォンの連続待受時間は約40分、連続通話時間は約1分。単三形乾電池から充電する場合、連続待受時間は約16時間、連続通話時間は約25分となる。
手回し充電以外の電源として、付属のマイクロUSBケーブルを別売りのUSB ACアダプターに繋ぐことで、コンセントからも充電できる。AC経由の約3時間の充電で、FMラジオが約32時間、AMラジオが約40時間、ライトが約20時間使える。
ソーラーパネルを使って、太陽光から充電した場合、屋外で約1時間充電(晴天時)で、FMラジオを約40分、AMラジオを約1時間、ライトを10分使える。
このほか電源として乾電池も使える。従来モデルでは単四形乾電池2本に対応していたが、新製品ではより汎用性の高い単三形乾電池を2本使う。FMラジオが約80時間、AMラジオが約100時間、ライトが約50時間使える。
本体はJIS IPX4相当の防水仕様で、水しぶきや少量の雨なら気にせずに、屋外やキッチンの水回りで使えるという。
本体サイズは約132×58×79mm(幅×奥行き×高さ)。本体重量は約338g。カラーはシルバー。付属品として非常用の笛とポーチ、ハンドストラップ、micro USBケーブル、携帯電話充電用プラグアダプターを同梱する。
下位機種として、ACと太陽光からの充電機能を省略した「手回し充電・非常用ラジオ ICF-B08」も発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は7,000円前後。周囲を明るく照らすソフトライトを搭載している。カラーはオレンジとホワイト。