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【CES 2013 レポート】韓国メーカーも「スマート家電」を多数展示

 2013 International CESでは、LG電子とSamsung(サムスン)の韓国勢のブースでも、生活家電製品を展示していた。両社に共通しているのは、スマートフォンと家電製品との連携提案だった。

LG電子、“うっかり買い”を防止する冷蔵庫など

CESのLG電子ブース

 LG電子は、「Touch the Smart Life」をテーマに展示。スマート家電の訴求に力を入れており、これまで同社が展開してきたテーマ「Smart ThinQ」をさらに進化させる展示内容となっていたのが特徴だ。

 スマートフォンを利用して、外にいながら家の中の洗濯機を音声で遠隔操作したり、買い物をしながら冷蔵庫にある食品のリストを確認して、うっかり買いを防止する機能を紹介。また、おすすめレシピに合わせて温度や時間を自動設定してくれる“スマートオーブン”や、家族の健康状態に合わせておすすめメニューを提示する“スマート冷蔵庫”なども展示した。

 さらに、近距離無線通信(NFC) 技術により、スマートフォンをスマート家電にあてるだけで、設定した機能を作動させる「ワンタッチ機能」も紹介していた。

 また、これまで円形が標準だったロボット掃除機に、新たにスクエアタイプを投入。部屋の隅々まで掃除できるようになったという。

スマートフォンにSmart Control Appをダウンロードして、家電製品と連携する
スマートフォンとの連携機能を搭載した冷蔵庫
冷蔵庫のディスプレイに表示されるFood Manager。賞味期限を管理してくれる
冷蔵庫の状況をスマートフォンに表示することができる
冷蔵庫の扉を二重化したDOOR IN DOOR冷蔵庫
レシピに合わせて温度や時間を自動設定してくれるスマートオーブン
スマートフォンのメニューからレシピを選べる
スマートオーブンには無線LAN機能を搭載している
ロボット掃除機のバッテリー残量も表示できる
スマートフォンに対応した洗濯乾燥機
ディスプレイには様々な情報を表示。スマートフォンをスマート家電にあてる「ワンタッチ機能」も実演した
洗濯機では、洗濯や乾燥の操作を遠隔地からできるようになる
マジックリモコンを利用して、家庭内の機器を操作できる
照明の明るさもマジックリモコンを使って制御できる
同社の薄型テレビなどに添付されるマジックリモコン。2013年型のデザインだ
内部が振動することでホコリを落とし、同時にスチームをかける電気クローゼット
新たに投入したスクエアタイプのロボット掃除機
従来の円形モデルに比べて、部屋の隅のゴミの吸い取り率が89%も改善されたという
精巧なセンサー技術を強調するため、ロボット掃除機の「集団ダンス」も行なわれた
LG電子の展示では定番となりつつある超大型 3D ビデオウォール
有機ELテレビの2013年モデルとなる「EA8800」2月から韓国で予約が始まる有機ELテレビは従来から発表している2012年モデルとなる
2013年モデルはフラミンゴスタイルとし、台座がフラミングの足のようになっている
3面の有機ELテレビをカーブさせた世界初の「World's First Curved OLED TV」
84型の3D対応4Kテレビを展示
4Kテレビでは65型、55型も展示した
100型の表示が可能なシネマビームテレビ「HECTO」。発売時期や価格は未定
21:9のウルトラワイドディスプレイ。日本でも発売されている
コンバーチブル型のWindows 8搭載PC「Tab-Book」
「On Now」と呼ばれるビデオ・オン・デマンドサービスも展示した
音声入力や動作による入力を可能とする技術も紹介

サムスン、スマートフォンやテレビから洗濯機や電子レンジが操作できる技術を発表

CESのサムスンブース

 サムスンは「Discovery」をテーマに、北米市場向け新製品群を発表。白物家電では、新技術「Steam Quick」により高速調理を実現した電子レンジ、対流式と通常のオーブンとしての2つの使い方を可能とする「FLEX Duo Oven」機能を搭載した大型オーブン、洗浄能力を高める「AquaJetテクノロジー」を強化した洗濯乾燥機「WA50F」などを訴求してみせた。また、デジタル家電関連では、85型の4Kテレビ「S9 UHD TV」、55型の有機ELテレビ「F9500」、曲面を実現した有機ELテレビのほか、テレビの背面に装着することで機能を強化する「Samsung Evolution Kit」といった新製品を相次ぎ発表していた。

 白物家電関連では、スマート家電の展示を強化していたのが目立った。スマートフォンにダウンロードしたアプリを通じて、冷蔵庫の状況確認や、洗濯乾燥機や電子レンジなどを操作できる様子をデモストレーション。さらにテレビを通じてもこれらの操作が可能であることや、冷蔵庫にもevernoteなどの情報を表示できるといったデモストレーションを通じて、同社が掲げる「オールシェア」の世界が進化していることを訴えた。

 さらに冷蔵庫では、最新の真空断熱材を使用することで、冷蔵庫内のスペースを削減する「Space Max」技術や、低消費電力化を図ることができる「digital inverter」技術を訴求。洗濯乾燥機ではAquaJetテクノロジーを強化したことなどを訴求した。さらにロボット掃除機では、左右に飛び出たブラシ「POP-OUT Brush」や、素早く掃除を行なう空間認識機能「Visionary Mapping Plus System」、ゴミを検知する「Dust Awareness System」といった同社独自の機能を紹介していた。

サムスンが展示した大型冷蔵庫。外形を同じで内部を広くする「Space Max」を採用
冷蔵庫のディスプレイには、evernoteの情報も表示できる
AquaJetテクノロジーを強化した洗濯乾燥機「WA50F」
洗濯乾燥機でも無線LANネットワーク機能を訴求。テレビやスマホからも操作できる
サムスンが展示したロボット掃除機
掃除機の製品群。吸引力の強さと静音性を強調した
対流式と通常のオーブンとしての2つの使い方を可能とする「FLEX Duo Oven」機能を持つ大型オーブン
スマートフォンと連動して調理ができる電子レンジ
スマートフォンではレシピやショッピングリスト、オーブンの操作ができる
スマートフォンには製品ごとにアプリをダウンロードすることになる
ステージではサムスンが提案するスマートホームを実演
ディスプレイを利用したウィンドウも展示していた
55型の有機ELテレビ「F9500」を展示
曲面とした有機ELテレビも参考展示していた
サムスンが今回のCESで発表した4Kテレビ。ユニークなデザインも特徴だ
85型の4Kテレビ「S9 UHD TV」
110型の4Kテレビも展示していた
Samsung Evolution Kitは、テレビの背面に装着することで、テレビの機能が強化できる

大河原 克行