タイガー魔法瓶、“業界初”蒸気レスの電気ケトル

わく子 PCH-A型 ホワイト(左) ブラック(右)

 タイガー魔法瓶は、蒸気レスタイプの電気ケトル「わく子 PCH-A型」を、9月に発売する。希望小売価格は、定格容量0.8Lの「PCH-A080」が13,650円、0.6Lの「PCH-A060」が12,600円。

 “業界初”となる「蒸気レス」仕様の電気ケトル。蒸気を水滴に変える「蒸気キャッチャー構造」を採用することで、本体から蒸気孔を省略、本体から蒸気を外に出さない構造とした。これにより、蒸気による結露が発生したり、うっかり蒸気に触れて火傷をするといった心配がなくなるため、より自由に置き場所が選べるという。

 なお、本体が温かい時に湯わかしをした場合、注ぎ口から少量の蒸気が出る場合がある。

 沸騰時間は、カップ1杯(約140ml)が約55秒。同社では“業界最速”としている。また省エネモードとして、カップ1杯の湯沸し時の電力を、従来モデル「PFY-A型」より約11%カットする「省エネ沸とう」モードも搭載。少しだけすぐに沸かしたい時、すばやく沸騰を検知して、無駄な加熱を行なわずストップするという。

 容器はステンレス製の内容器と内容器は本体ケースの二重構造を採用。PCH-A080の満水時の場合、沸騰から1時間後も約80度の高温を保つという。

 このほか、手入れがしやすいように、内容器には汚れたつきにくいフッ素加工を施している。フタはワンタッチの取り外しが可能。倒れた際に注ぎ口からのお湯漏れを防ぐ「給湯ロックボタン」も備えている。

 PCH-A080の本体サイズは143×226×200mm(幅×奥行き×高さ)で、電源プレートを含めると148×226×215mm(同)。本体重量は0.92kg。消費電力は1,300W。満水時の沸騰時間は4分。本体カラーはベージュとブラック。

 下位モデルとして、蒸気レス構造ではないものの、従来モデル「PFY-A型」よりも蒸気量を70%カットした「省スチーム設計」の電気ケトル「PCG-A型」「PCF-A型」も、同時に発売する。

 PCG-A型は省エネ沸騰モード付きで、熱が逃げにくいステンレス製内容器と本体ケースの二重構造を採用している。希望小売価格は、定格容量1Lの「PCG-A100」が12,600円、0.8Lの「PCG-A080」が11,550円、0.6Lの「PCG-A060」が10,500円。本体カラーはPCG-A100がホワイト。PCG-A080とPCG-A060にはホワイト、スイートピンク、レッドの3パターンが用意される。

 PCF-A型は樹脂製の二重構造で、水量が外からも見やすい水量窓が付いている。希望小売価格は、0.8Lの「PCF-A080」が6,300円、0.6Lの「PCF-A060」が5,775円。本体カラーはホワイトとピンク。

“蒸気カット”構造のPCG-A型 。左からホワイト、スイートピンク、レッドPCF-A型 ホワイト(左) ピンク(右)





(正藤 慶一)

2012年8月27日 15:39