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パナソニック、洗剤や柔軟剤の種類設定をスマホでできるドラム式洗濯乾燥機

パナソニックのドラム式洗濯機「NA-VX8200」と、イメージキャラクターを務める女優の吉瀬美智子さん

 パナソニックは、洗剤や柔軟剤の種類設定をスマートフォンでできるドラム式洗濯機「NA-VX8200」と「NA-VT8200」を9月25日より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は、本体高さ1,021mmの「NA-VX8200」が34万円前後、高さ1,121mmの「NA-VT8200」が35万円前後。2機種の違いは本体サイズと運転音で、基本機能は同等となる。それぞれ右開き、左開きのモデルが用意される。

 洗濯容量9kg・乾燥容量6kgのドラム式洗濯乾燥機。最上位機種に当たる製品で、洗剤や柔軟剤の種類設定をAndroidスマートフォンで操作できるようになった点が最大の特徴。最近、液体洗剤や粉末洗剤、濃縮洗剤など様々な洗剤や柔軟剤の種類が発売されている。この傾向を受けて、各メーカーでも洗剤の種類や量によって、様々な設定や投入方法を用意しているが、洗剤の種類を変えるたびに取り扱い説明書で確認しなくてはならず、間違った使い方をしている人も多かったという。

 そこで、新モデルではスマートフォンで洗剤の種類を選択、洗濯機本体にかざすだけで洗剤の投入方法や適正な量が洗濯機本体に表示される機能を新たに搭載した。市販されている数十種類の洗剤や柔軟剤の銘柄があらかじめ、パナソニックのクラウドサーバー上に用意されているため、ユーザーは使っている洗剤の種類を選ぶだけで良いという。濃縮液体洗剤の場合、すすぎ回数の変更もスマートフォンで行なえるという。

左から「NA-VX8200」と「NA-VT8200」。NA-VT8200の方が高さがあり、運転音が少し小さいという。機能面での差はない 扉を開けたところ。写真はデモ中のもので、中にLEDライトなどが付いているわけではない 近年様々な種類の洗剤や柔軟剤が発売されている
液体や粉末など、洗剤の種類によって、洗濯機への投入方法や量が異なる。従来はその都度、取り扱い説明書を確認しなければならなかった 新製品では、使っている洗剤の種類をスマートフォンで選択 本体にスマートフォンをかざすと、洗剤と柔軟剤の量が本体に表示される

 これらの操作は、無料の専用アプリ「パナソニックスマートアプリ」を通して行なう。同アプリは、Androidスマートフォンを使ったクラウド型サービスで、サービス利用にはクラブパナソニックの会員登録が必要なる。

 パナソニックスマートアプリではこのほか、様々な機能を用意する。衣類の種類や仕上がり具合など、洗濯の目的に合わせた自動コースの設定のほか、洗濯や乾燥の時間やすすぎ回数などを自分の好みで設定、最大10件まで登録できる。

 省エネ機能では、パナソニック独自の省エネ機能「エコナビ」による節電状況を確認できる。スマートフォンの画面上で、1週間の洗濯量や乾燥の回数が確認でき、「まとめ洗い」をした方が良いなど、より節電・節水に効果的なアドバイスも表示される。

 また、取り扱い説明書をアプリで確認できるため、本体の使い方が分からない時や、エラー表示が出た時にも便利だという。

衣類の種類や仕上がり具合など、洗濯の目的に合わせた自動コースの設定もスマートフォンでできる エコ情報などもスマートフォンで確認できるため、日々の節電意識も向上しそうだ 洗剤の投入場所もスマートフォンの画面上で、図入りで説明されるのでわかりやすい

 本体機能では、独自の「エコヒートポンプエンジン」の改良により乾燥効率がアップ、省エネ性能がさらに高まった。ヒートポンプとは、エアコンの技術を応用したもので、湿った空気を熱交換器で急速冷却によって結露させて除湿。この除湿によって発生した熱で、除湿した空気を暖めて再び乾燥に利用するというもの。新モデルでは、ヒートポンプユニットからドラム層に送る風の進入経路を改善。フィルターの形状を変更したことで温風導入量がアップし、風と衣類の接触効率があがったという。

 省エネ性能では、衣類の汚れや量、質をセンサーで検知、自動で運転を制御する「エコナビ」機能を強化した。従来は脱水時と乾燥時でしていたセンサー検知を脱水時のみ行ない、乾燥工程の最初から節電運転ができるようになり、エコナビなし運転に比べ、最大で約20%の省エネを実現している。

ヒートポンプユニットからドラム槽へ入る風量の進入ロスを改善。風速と風量がアップしたという ドラム槽の裏側に設置しているバッグフィルターの網目模様も変更も改良した。温風導入率があがり、衣類との接触効率が向上したという センサー検知のプログラム効率化により、従来は脱水時と乾燥時でしていたセンサー検知を脱水時のみ行ない、乾燥工程の最初から節電運転ができるようになった

 洗濯工程では、業界最速の約30分(9kg洗濯時)を実現。洗浄液を全方位から衣類に浸透させる「浸透ジェットシャワー」では、循環ポンプとノズル形状を改良したことにより、循環流量が従来の1.5倍に増え、洗いムラが少なくなり、洗浄力が向上したという。

洗浄方法はたたき洗いともみ洗いを組み合わせたパナソニック独自の「スピンダンシング洗浄」を採用 循環流量が従来の1.5倍になった「浸透ジェットシャワー」。さらに洗浄力が向上したという 浸透ジェットシャワー工程中の様子。全方位からシャワーが出て、衣類の洗いムラを残さないという

浸透ジェットシャワー工程中の様子。最初が改良されて水量がアップしたもの、切り替わった後が従来モデルのもの

 また、乳幼児から小学生の子供がいる家族からの要望が多かった「泥汚れ」に強い「パワフルコース」も用意する。従来は洗濯前に手洗いやつけ置き洗いで、泥汚れを落としていたが、パワフルコースでは通常の約2倍の濃度の洗剤液で、衣類表面の汚れを落とす「予洗い」工程を前半に設けた。容量4.5kg以下の衣類を約90分かけてしっかり洗うことで、繊維の奥に浸透した泥までしっかり洗い落とすという。

乳幼児や小学生の子供がいる家庭からの要望が多かった「泥汚れ」に強い「パワフルコース」 予洗い工程を設けるなど、時間をかけてしっかり洗うことで、繊維の奥に浸透した泥まで落とすという

 操作性では、5.0インチTFT液晶によるカラータッチパネルを、業界で初めて搭載した。取り扱い説明書を確認しなくても、画面でコース内容が確認できるため、本体に搭載された各種コースをより使いこなせるという。

5.0インチTFT液晶によるカラータッチパネルを操作パネルに採用 各コースの工程内容などを画面で確認できるため、豊富な機能を使いこなせるという 使い方なども図入りで確認できる

タッチパネルで操作している様子

 このほか便利なコースとしては、洗濯槽の前方と後方から風を出すことで衣類のシワを抑える「ジェット乾燥」機能、ドラムの回転数を減らすことで、傷みやすいデリケートな衣類の洗濯もできる「上質おうちクリーニングコース」パナソニック独自の「ナノイー」イオンを洗濯槽内に充満させ、黒カビの発生を抑える「ナノイー槽クリーン」機能などを備える。

 NA-VX8200の本体サイズは639×716×1,021mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は80kg。本体カラーはクリスタルホワイト。






(阿部 夏子)

2012年8月22日 00:00