アイリスオーヤマ、音声と光で操作をガイドするIHクッキングヒーター
ガラストップIH クッキングヒーター音声タイプ EIH14V-B |
アイリスオーヤマは、音声と光で操作手順をわかりやすくガイドするIHクッキングヒーター「ガラストップIH クッキングヒーター音声タイプ EIH14V-B」を4月20日より発売する。店頭参考価格は10,800円。
ファミリー向けの卓上IHクッキングヒーター。お年寄りや初めてIHを利用する人にも操作手順がわかりやすいよう、操作手順を音声で知らせる「音声ガイド」機能と、操作ボタンを光って知らせる「LED 光ガイド」を採用した点が特徴。
ファミリー向けサイズ | 音声のほか、操作ボタンが赤いLEDで点灯して操作を案内する |
まず「音声ガイド」機能では、本体の電源を入れると、モード選択や火力、タイマー設定などを音声で促す。調理モードを「揚げ物」かそれ以外の「加熱キー」から選ぶよう音声が流れる。例えば、揚げ物調理を選択すると、音声では「油の量は900g 以上入れて下さい」など細かな指示を出すため、操作のミスによる事故などを防ぐという。
なお、音声ガイドはOFFに設定しておくことも可能。
さらに、「なべ探知機能」も搭載し、IH対応の鍋かどうかを自動判別して知らせる。万が一、鍋を天面に乗せずに本体の電源を入れた場合は、音声で警告し、電源を自動でOFFにするという。
一方「LED 光ガイド」機能では、操作ボタンに付属する赤いLEDが点灯して、現在操作できるボタンや、次の操作に使えるボタンを知らせる。操作ボタンは本体天面に並び、大きく見やすいとしている。
安全面ではほかに、鍋を乗せずに電源を入れた場合やスプーンなど鍋以外の小物を置いた場合、2時間操作しなかった場合、鍋底の温度が異常に上がった場合に、自動で電源がOFFになる機能を備えた。
全面フラットなため、手入れしやすいという |
本体天面はガラスを採用した全面フラットな形状で、調理後に拭き取って手入れがしやすいという。
運転モードには、過熱モードと揚げ物モードを備える。加熱モードは80W/200W/500W/700W/1,000W/1,400W相当の6段階、揚げ物モードは150℃/160℃/170℃/180℃/190℃/200℃の6段階からそれぞれ選べる。
本体サイズは360×305×65mm(幅×奥行き×高さ)。対応する鍋の直径は12~26cm。消費電力は1,400W。タイマーは1分~9時間50分まで設定できる。
同社では、今回安全機能を重視した製品を発売した理由として、IHクッキングヒーターの普及にともない、火災事故が相次いでいることを挙げている。
独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)が2011年8月にまとめた調査によれば、2005年4月から2011年3月の6年間で事故は118件発生しているとし、そのうち44%が「誤使用や不注意」が原因だったという。
■1人暮らしに便利なコンパクトサイズも
ガラストップIHクキングヒーター 音声ガイド付 EIH10V-B |
一人暮らしに便利なコンパクトタイプとして、「ガラストップIHクキングヒーター 音声ガイド付 EIH10V-B」も同時に発売する。店頭参考価格は8,800円。
(小林 樹)
2012年4月20日 13:27