オムロン、“日本初”10秒で体温が測れる婦人体温計

~検温データはスマホで管理可能
オムロン婦人用電子体温計 MC-642L

 オムロンヘルスケアは、10秒で計測できる婦人体温計「オムロン婦人用電子体温計 MC-642L」を、4月10日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は3,780円前後。

 基礎体温を測定するための女性向け体温計で、平均測定時間が10秒と、素早く検温できる点が特徴。本体先端の感温部が検知した体温の変化データを、オムロン独自の分析・演算技術で高速演算処理することで、約5分後の体温を予測して表示する。これにより、忙しい朝の検温の負担を減らし、毎朝の検温を継続することに役立てられるという。測定部位は舌の下。

 また、検温データをAndroidのスマートフォン、または別売りの通信トレイでパソコンに転送することも可能。転送したデータは、オムロンのWebサービス「ウェルネスリンク」で管理できる。スマートフォン・通信トレイの通信規格は、近距離無線通信技術の国際規格「NFC」。

 スマートフォンでは、オムロンの無料アプリ「リズムノート」が利用可能。月経開始日を登録すると、過去の周期データを元に、グラフやカレンダー上で次回の排卵推定日や月経開始推定日も表示する。

検温データはスマートフォンでタッチするだけで転送可能別売りの通信トレイを使うことで、パソコンにも転送できる
ウェルネスリンクで体温をグラフ表示している画面スマートフォンアプリ「リズムノート」では、グラフのほか、排卵推定日なども表示可能

 このほか、ケースから取り出すと自動的に電源が入り、戻すとOFFになる「自動オンオフ機能」や、舌の下にフィットしやすいフラット形状の感温部、検温終了後に検温値を30秒間点灯するバックライトも採用する。

 本体サイズは39×16×103mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約33g。電源はボタン型のCR2032リチウム電池が1個で、電池寿命の目安は約9カ月。実測検温時間は約5分。体温表示は0.01℃単位で4ケタ表示。測定精度は、35~38℃が±0.05℃、それ以上、以下は±0.1℃。別売りの通信トレイの実売想定価格は980円前後。

 本体カラーは、ピンク、ホワイト、ブラックの3色。化粧ポーチにも収まるサイズで、旅行や出張にも気軽に持っていけるという。

本体サイズは39×16×103mm(幅×奥行き×高さ)。化粧ポーチにも収まるという検温値をわかりやすく表示するバックライトも搭載する





(正藤 慶一)

2012年2月27日 16:58