シャープ、デザインタイプや低価格モデルなどLEDシーリングライトのラインアップを拡充

　シャープは、LEDシーリングライトのELM(エルム)シリーズとして、省エネ性能をさらに向上させた14畳までの広さに対応する「大光量モデル」、和室にもマッチしやすい質感にこだわった、なごみの「デザインモデル」、パーソナルルームにも使いやすい「低価格モデル」の3シリーズ、全6機種を発売する。発売日は1月20日で、「DL-C305V」のみ2月24日となる。

左から「DL-C603V」、03V-Mシリーズ、05シリーズ

　同社では、近年の節電の意識の高まり、市場の拡大を受けて、多様化するユーザーニーズに幅広く対応するため、ラインアップを提供し、LEDシーリングライトのさらなる普及を図るとしている。

シャープでは2010年からLEDシーリングライトを展開。これまでは広めのリビングを想定した01シリーズと、スクエアタイプの省エネモデル03シリーズを扱ってきた	ラインナップを拡充したことで、様々なニーズに対応できるとしている

　製品の詳細は以下の表の通り。

■広さ14畳まで対応する"大光量"LEDシーリングライトは、業界トップクラスの省エネ性能を実現＜DL-C603V＞

　広さが14畳までの部屋に対応する「大光量」のLEDシーリングライトとしては、ラウンドスクエアタイプの「DL-C603V」が追加される。広いリビングルームや続きの部屋を一度に明るくしたいユーザー向けとなる。価格はオープンプライス。市場想定価格は69,800円で、発売日は1月20日。

業界No.1の省エネ性能を誇る、14畳までの広さに対応する明るさのDL-C603V	既存の「03シリーズ」と同じ大きさ、デザイン。調光・調色はもちろん、2つのエコ機能で最大約67%の省エネを実現するという

　明るさを表す全光束は6,100lm、消費電力は73W。液晶テレビのバックライトに使用されるLED技術と効率のよい直照方式を組み合わせることで、業界トップクラス(2012年1月12日現在)の固有エネルギー消費効率83.6lm/Wを実現したという。

　サイズは、550×550×71mm(幅×奥行×高さ)で、従来のラウンドスクエアタイプと同じ。調色・調光にも対応するほか、エルムの標準装備となっている2つのエコ機能(エコセンサー、エコ調光)を搭載している。外光や他の照明器具の明るさを検知し、余分な明るさを自動で抑える「エコセンサー」と、人の目の順応性を考慮して明るさをゆるやかに抑える「エコ調光」により、かしこく電気代を節約してくれるという。

■質感にこだわった、なごみの光の"デザインモデル"＜DL-C503V-M/C303V-M/C203V-M＞

器具の「質感」にこだわっているという。既存の「03Vシリーズ」のデザインモデルとして追加される

　「デザインモデル」としては、部屋の広さに応じた3モデルが用意される。いずれも、器具の「質感」にこだわったラウンドスクエアタイプで、明るさを落とすことなく、光を柔らかくする拡散カバーを採用し、なごみの光を演出する「新光拡散設計」が特徴。

　本体デザインは、「明かりの陰影を演出するクロス調カバー」と「高級感あふれる木目調センターカバー」で仕上げ、モダンな自然素材の味わいを表現。布越しのようなやわらかい光と、質感にこだわることで、和室/洋室を問わない高級感あるデザインに仕上がっているという。

03V-Mシリーズでは、部屋のスタイルを問わずに置けるデザイン性の高さにこだわった	LEDを覆うカバーは布の質感を表現しており、柔らかななごみの光を演出する	センターカバーは木目調。和室、洋室を選ばないニーズに対応している

　ラインアップは、適用床面積12畳までの「DL-C503V-M」、8畳までの「DL-C303V-M」、6畳までの「DL-C203V-M」の3機種。サイズはいずれも従来のラウンドスクエアタイプと同じ550×550×71mm(幅×奥行×高さ)。いずれも、調色・調光に対応するほか、「エコセンサー」と「エコ調光」のエコ機能を搭載しており、効率良い節電が可能。

　価格はオープンプライス。それぞれの市場想定価格は、「DL-C503V-M」は51,800円、「DL-C303V-M」は41,800円、「DL-C203V-M」は36,800円。こちらも発売は1月20日を予定している。

■手軽に購入できる価格、シンプルなデザインと簡単操作を実現した＜DL-C305V/C205V＞

　今回は新たに、これまでの蛍光灯シーリングライト並の価格に設定された“低価格モデル”もラインナップに加わった。ラインアップは、広さ6畳まで「DL-C205V」、8畳までの「DL-C305V」の2機種。価格はともにオープンプライス。「DL-C205V」の市場想定価格は24,800円で、1月20日の発売を予定。「DL-C305V」の市場想定価格は29,800円で、発売は2月24日を予定している。

低価格、簡単操作が特徴の『05シリーズ』	ライト中央も暗くならず、これまでの蛍光灯シーリングライトを彷彿とさせる親しみやすいデザインだ	05シリーズに付属する小型の"簡単リモコン"。シンプルな操作性を実現する

　シャープによると、LEDシーリングライトの普及が進むにつれ、パーソナルルームへの要望も高まっているという。本製品は気軽にLEDシーリングライトを導入したいというユーザーの声に応えた製品で、子供部屋や、2台目の購入を考えているユーザー、簡単な操作性を求めるユーザーを対象としている。

　本体は、シンプルなデザインに簡単操作が特徴のサークルタイプ。同社によれば、これまで「LEDシーリングライトは高価で操作が難しい」というイメージがあったが、機能の絞り込み、構造の簡略化を図ることで、気軽な購入・簡単な操作性を実現しているという。

　形状はサークル形で、これまでの蛍光灯シーリングライトのイメージを踏襲した、シンプルで親しみやすいデザインが特徴。大きさはどちらも600×82mm(直径×高さ)となる。センサーを用いたエコ機能は搭載されていないが、調色・調光に対応する。操作は付属の「簡単リモコン」で行なう。

■シャープのスマホで、LEDシーリングライトを簡単に操作するアプリがスタート

　今回の新製品の発表に伴い、シャープのスマートフォンで、簡単なLEDシーリングの操作ができるサービスも1月20日から開始される。

シャープのスマートフォンに、アプリケーションをインストールすると、シャープのLEDシーリングライトが全機種操作できるという	アプリは縦、横、どちらの使い方にも対応する

　操作できるLEDシーリングライトは、2010年9月以降に発売された全機種が対象。リモコンとして使用できるスマートフォンは、シャープ製のIR(赤外線リモコン)付の全機種で操作できるという。

対応LEDシーリングライト：シャープ製　全機種(2010年9月以降発売機種)
DL-C601V/C501V/C301V/C302V/C501D/C301D/C201D/C603V/C503V/C303V/C203V/C503V-M/C303V-M/C203V-M/C305V/C205V

　可能な操作は、「全灯」、「常夜灯」、「消灯」、「明るく/暗く」(調光)、「寒色/暖色」(調色)、そしてリモコンの「CH切替」となる。対応するシーリングライトの設定は、リモコンのアプリをダウンロードする際に選択するという。専用アプリのダウンロードはアンドロイドマーケットにて、1月20日より開始される。

【対応機種ラインアップ】