関西電力、12月1日から節電目的の「でんき予報」をスタート

~実績確認や供給力の詳細確認など機能を強化

 関西電力は、冬季の節電を目的とした「でんき予報」を12月1日より関西電力のホームページにて期間中毎日掲載することを発表した。期間は平成24年3月30日までで、更新時間は午前8時と午後6時の1日に2回更新する。

 でんき予報では、電力需給状況を4種類のキャラクターを使って分かりやすく表示するほか、当日の予想最大電力、ピーク時の電気供給力、使用率、その時点での使用電力、ピーク時供給力、使用率などを表示する。

 関西電力では、夏季に掲載していたでんき予報予報について、ユーザーから集まった意見を基にして、冬季のでんき予報を改善している。具体的には、供給力に関する具体的な説明項目を設けたほか、当日の最低/最高気温を表示する機能を追加、昨日の使用電力状況を確認できるようにした。さらに、過去の使用電力実績、気温実績、予想気温などのについてのデータをダウンロード可能とした。

夏季のでんき予報についてユーザーから集まった意見を基に、機能を強化した。左が夏季時期に行なったでんき予報、右が12月1日よりスタートする冬季のでんき予報発電機の停止状況などを掲載して、供給力の変化をわかりやすく表示別ページでは、「供給力が毎日変わる理由」を図入りで分かりやすく解説している
昨日の使用電力状況を分かりやすく表示する機能も追加した過去の実績データをダウンロードできる機能もある

 また、日々の電気使用率や、予想最大電力、ピーク時供給力を確認できる「週間でんき予報」を期間中の毎週金曜日16時ころに掲載する。週間でんき予報の掲載開始は12月16日から。週間でんき予報についても、ユーザーからの要望により更新時間を従来より2時間早めするなど、内容を改善している。

 電気の使用率が97%を超過すると見込まれる場合に、メールでその時間帯を知らせる「需給逼迫お知らせメール」サービスも行なう。以前にパソコンあるいは携帯電話のメールアドレスを登録しておくことで、メールが受け取れるサービスで、12月8日より運用開始となる。

 なお、11月1日に経済産業省が発表した冬期の節電呼びかけでは、関西電力と九州電力の2社に対し、平日のピーク時に、それぞれ10%と5%の節電が要請されている。

週間でんき予報では、更新時間を早くしたほか、予想最大電力とピーク時の電気供給力を数値で細かく表示する電気の使用率が97%を超過すると見込まれる場合に、メールでその時間帯を知らせる「需給逼迫お知らせメール」サービス




(阿部 夏子)

2011年11月28日 18:01