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写真上が「PASSO CW-E63QA」、写真下が「PASSO Wタイプ CW-E67QA」
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INAXは、温水洗浄便座の新モデルとして、省エネ機能を追及した「PASSO(パッソ) Wタイプ」と、清潔性を向上させた貯湯式の「PASSO」を、4月1日に発売する。ラインナップは以下の表の通り。
愛称 | PASSO Wタイプ | PASSO |
シリーズ名 | E67 | E65 | E64/E64T | E63 | E61/E61T |
タイプ | 瞬間式 | 貯湯式 |
定格消費電力 | 1,300W | 410W | 350W |
2012年度 省エネ基準達成率 | 170% | 168% | 103% |
希望小売価格 (施工費別) | 193,200円 | 172,200円 | 151,200円 | 124,950円 | 103,950円 |
● 使うときだけ便座と温水を温め、電気代を節約。瞬間式の「PASSO Wタイプ」
PASSO Wタイプは、温水を貯めずに使う時だけ温める瞬間式の温水洗浄便座。保温の必要がないため、温水を貯める貯湯式よりもランニングコストを抑えることができる。
暖房便座機能も備えており、人を感知すると急速に便座を温め、使用時以外は便座を約18℃に保温する節電モードに切り替える。また、便座の温めを完全にOFFにする「ワンタッチ節電」機能も備えている。ワンタッチ節電は付属のリモコンで操作し、時間は6/8/24時間の3段階から選択できる。設定時間が過ぎると、再び節電モードへと戻る。
同社では、PASSO Wタイプと1990年代に発売された旧来型製品を比べた場合、年間の電気代を約6,100円、CO2排出量を110kg削減できるという試算を発表している。また、ワンタッチ節電を使用した場合は、電気代をさらに約10%節約できるという。2012年度の省エネ基準達成率は170%(E67タイプ)。
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便座の保温を完全にOFFにする「ワンタッチ節電」機能を搭載。時間は6/8/24時間から選択可能
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旧来型との電気代・CO2排出量の比較
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● 汚れが落としやすいようスキマを省略。貯湯式の「PASSO」
PASSOは温水をタンクに貯めて保温する貯湯式の温水洗浄便座で、汚れが入り込みにくいよう継ぎ目を省いた「キレイ便座」仕様が特徴。従来の温水洗浄便座では、継ぎ目に汚れが入り込み、掃除がしにくいという難点があったが、本製品はその継ぎ目をなくすことで、汚れがサッとひと拭きで取れるという。同社では既設の便座に取り付ける「シートタイプ」の温水洗浄便座では“業界初”の機能としている
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「キレイ便座」を同社10年前の便座と比較した図。スキマがないため、汚れが付いてもサッとひと拭きで取れるという
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「PASSO Wタイプ」「PASSO」共通の機能としては、温水洗浄機能を使わない際にノズルを収納して汚れの付着を防ぐ「スッキリノズルシャッター」、ノズルを温水で洗浄する「ノズルそうじ」、温水洗浄便座をスライドさせ、便器と便座のスキマを掃除しやすくする「お掃除スライドアップ」などがある。
■URL
INAX
http://www.inax.co.jp/
ニュースリリース
http://www.inax.co.jp/company/news/2009/010_equipment_0212_385.html
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・ 第32回:温水洗浄便座とは(2009/01/16)
( 本誌:正藤 慶一 )
2009/02/12 15:34
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