シャープ、店舗照明用のE11口金LED電球

~ハロゲン電球と交換。最大光度2,300cdは“業界トップクラス”
ELM(エルム) E11口金ハロゲン電球代替タイプLED電球

 シャープは、店舗での商品展示や商業施設に使用するE11口金のLED電球「ELM(エルム) E11口金ハロゲン電球代替タイプ DL-JM32L」など6機種を、7月14日に発売する。

高演色タイプと標準タイプの2シリーズがあり、それぞれに狭角、中角、広角のビーム角度が用意される。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はすべて4,000円前後。


一般的なハロゲン電球のサイズとほぼ同等のサイズという
 既設のハロゲン電球に置き換えるためのE11口金のLED電球。従来のハロゲン電球と同等のサイズと、ハロゲン電球50W形相当の明るさを備えているという。標準タイプの最大光度は、狭角が3,000cd(カンデラ)、中角が2,300cd、広角が800cd。同社では、既設のハロゲン電球から違和感なく置き換えられるとしており、また中角タイプの2,300cdという最大光度について“業界トップクラス”としている。

  消費電力は7.3Wで、従来のハロゲン電球と比べて約85%の節電になるという。寿命は、ハロゲン電球の10倍に当たる30,000時間。

 ビーム角度は、狭角が14度、中角が20度、広角が33度。狭角は金属やガラスなどで輝きを出したい場合、商品に陰影をつけたい場合、中角は標準的なスポットライトのほか、絵画や写真を目立たせる際にも向くという。広角は壁面など広い面を照らす場合や、床面の明かりに適しているという。

狭角、中角、広角の使い分け例

 演色性については、高演色タイプが平均演色評価数がRa94、標準タイプがRa84となる。高演色タイプは料理や食材、美術品など色を忠実に再現する照明演出に適しているという。

 本体サイズは50×65mm(直径×高さ)で、重量は80g。色温度は2,800K。全光束は高演色タイプが290lm、標準タイプが390lm。なお、LEDのため、光に紫外線や赤外線は含まれず、照射物の色あせや、熱による傷みはほぼないという。

 シャープでは、ハロゲン電球に交換できるLED電球を発売することで、家庭に加え、店舗での節電ニーズにも応えるとしている。






(正藤 慶一)

2011年6月29日 16:58