日立、定格寿命16,000時間の長寿命環形蛍光灯

 日立アプライアンスは、定格寿命が16,000時間になった環形蛍光灯「きらりUV プレミアム」9機種を6月10日に発売する。希望小売価格は、30形(消費電力28W)が1,680円、32形(30W)が2,520円、40形(38W)が3,045円。

きらりUV プレミアム30形、32形、40形。それぞれ昼白色、昼光色、電球色が用意される

 紫外線カット材をコーティングした日立の家庭用蛍光ランプ「きらりUV」シリーズの最上位機種の環形蛍光ランプ。新製品では、電極部の金属線(フィラメント)を、従来の2重巻き線(ダブルコイル)から、3重巻き線(トリプルコイル)に変更することで、電子放射物質「エミッタ」の塗布量が増加。これにより、定格寿命が従来機種比で約2.6倍となる16,000時間に延び、1日5時間半使用した場合、約8年間使用できるという。

 ガラス管の内側には、独自の紫外線カット機能を採用。紫外線カット材を塗布することで、明るさを保持しつつ、ランプから放射される紫外線を約75%低減し、虫が寄りにくい、色あせを抑えるなどの効果を発揮するという。

 また、ガラス管の断面を楕円形にし、通常の円形よりも上下の発光面積を拡大することで、ランプの直下照度を約10%アップした。

 同社では、長寿命の実現により、取り換えの手間を省くとともに、廃棄物削減による省資源にも貢献するとしている。

 光色は30/32/40形それぞれに、「昼白タイプ」、「昼光タイプ」、「電球色」の3色が用意される。本体サイズは30形が226×31mm(最大部の管長×管径)、重量は158g。

 「きらりプレミアム」シリーズではこのほか、直管形蛍光ランプ計11機種も同時に発売する。用意されるのは10形(10W)/15形(15W)/20形(18W)/40形(37/36W[50/60Hz])で、光色は「昼白タイプ」と「昼光タイプ」。20形のみ電球色も用意される。希望小売価格は10形/15形/20形/40形それぞれ683円、735円、1,229円、1,575円。40形のラビットスタート形のみ1,680円。


日立



(小林 樹)

2011年5月31日 14:00