東芝ライテック、400W水銀ランプ級のLED投光器

~建築物のライトアップや工場照明などに適合
東芝ライテック「E-CORE LED投光器」

 東芝ライテックは、広場の投光照明や建築物のライトアップなどに多用されている400W水銀ランプ(HID)と、ほぼ同等の明るさを実現した「E-CORE LED投光器」6機種の受注を2月21日に開始する。価格はセミオーダーとなる。

 E-CORE LED投光器は、400W型HIDと同等の平均照度(36lx)を実現しながら、専用電源との組み合わせ時で144Wで動作する。これは水銀ランプの消費電力415Wに比べ約65%少ない。年間点灯時間を約3,000時間として計算すると、年間電力量では1,245kWhが432kWhに、年間CO2排出量では約535kgが約185kgへと削減される。

 また、光源寿命がHIDの約5倍にあたる60,000時間と長く、高所などのメンテナンスが困難な場所にも適する。また、LEDの採用により照明器具本体が薄いため、ライトアップなどに使用した場合でも、建築物の景観を損ないにくいとしている。

 HIDは電源投入から明るさの安定まで4~5分を要するが、LEDは瞬時に点灯するため、工場や倉庫などの建築物内の照明にも適している。

 配光は狭/中/広照形の3通りが用意され、用途に応じて選択できる。本体はアルミダイカスト、前面ガラスは強化ガラスで、塗装は耐塩耐食形が標準だが、さらに重耐塩耐食形も用意される。





(伊達 浩二)

2011年2月10日 00:00