東芝、吸込仕事率が業界トップクラスのサイクロン式掃除機

VC-CY9D

 東芝ホームアプライアンスは、吸込仕事率が業界トップクラスのサイクロン式掃除機「VC-CY9D」を11月1日より発売する。希望小売価格はオープンプライス。店頭予想価格は4万円前後。

 同社のサイクロン式掃除機のラインナップで中位機種に当たる製品。VC-CY9Dでは、強い吸引力と排気の清潔さにこだわった。

 まず強い吸引力を維持するために、ダストカップのフィルター面積を約35%拡大した「ダブルエアサイクロン」機構を新たに採用した。従来製品ではダストカップ背面と側面にネットフィルターを設けていたが、VC-CY9Dでは吸気の通り道を多くするため、ダストカップの底面にもネットフィルターを設けた。これにより吸い込む風量が多くなり、吸引力も向上するという。VC-CY9Dの吸込仕事率は約600Wで、これは同等クラスのサイクロン式掃除機では業界トップクラスだという。

 排気の清潔さでは、ウイルスの活動を抑制する効果のある「フラボノイドフィルター」と脱臭効果のある「ゼオライト脱臭フィルター」の2種類のフィルターを搭載する。これにより、0.5μm以上の微細塵を約99.9%捕らえるとしている。

左がダストカップの底面にもネットフィルターを設けたダブルエアサイクロンの仕組み。本体にはフラボノイドフィルターとゼオライト脱臭フィルターが内蔵される

 ヘッドにはモーターを搭載した重量480gの「軽量コンパクトヘッド」を採用する。軽量コンパクトヘッドでは、床上に浮遊するハウスダストを吸い込む「床状ダストゲッター」を搭載する。

本体後部にヘッドを立てかけられる「ちょいとスタンド」

 そのほか、使い勝手の面では片手でボタンを押すだけでゴミ捨てができる「ワンタッチゴミ捨て」を作用するほか、本体後部にヘッド部を立てかけられる「ちょいとスタンド」などを採用する。

 運転モードでは、強モードに比べ消費電力を約35%削減する「エコ自動モード」を備える。

 本体サイズは254×345×230mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は3.9kg。消費電力は最大1,000W。集塵容量は0.35L。本体カラーはシャンパンゴールド。

VC-CY8E

 下位機種としてエコ自動モードを省略した「VC-CY8E」も同時発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は3万円前後。本体カラーはブルー。





(阿部 夏子)

2009年10月21日 17:57