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パナソニック、生活リズムを学習して省エネ運転する冷蔵庫

容量603LのNR-F601XV

 パナソニックは、ユーザーの生活リズムを検知し、最適な運転制御を行なう“エコナビ”機能を搭載した冷蔵庫全6機種を10月10日より発売する。製品の詳細は以下の表の通り。








シリーズ XVシリーズ 4Tシリーズ
型番 NR-F601XV NR-F551XV NR-F604T NR-F554T NR-F504T NR-F474TM
ドアタイプ 両開き6ドア
定格内容積 603L 550L 603L 550L 501L 470L
冷蔵室容量 302L 275L 302L 275L 251L 220L
野菜室容量 125L 114L 125L 114L 104L 104L
新鮮凍結ルーム 32L 29L
冷凍室 125L 114L 125L 114L 104L 104L
年間消費電力量 350kWh 340kWh 380kWh 360kWh 330kWh 350kWh
本体サイズ 740×709×1798 685×709×1798 740×709×1798 685×709×1798 685×659×1798 685×659×1720
希望小売価格 オープンプライス
店頭予想価格 32万円前後 29万円前後 30万円前後 27万円前後 25万円前後 24万円前後
発売予定日 2009/10/10


最上位機種のXVシリーズ。左から容量550LのNR-F551XV、容量603LのNR-F601XV 4Tシリーズ。左から容量603LのNR-F604T、容量550LのNR-F554T、容量501LのNR-F504T、容量470LのNR-F474TM
庫内容量603LのNR-F601XVの冷蔵室 新鮮凍結ルーム 製氷室
冷凍室 野菜室 NR-F504Tカットモデル

 同社の冷蔵庫は、熱を持つコンプレッサーを本体上部に設置し、冷却部を本体下部に設けた断熱効率の良い部品配置、独自の断熱材を採用しており、業界トップクラスの省エネ性能が特徴となる。新シリーズでは、庫内温度の設定や、ドアの開閉など従来の製品ではカバーできなかった「製品の使い方による省エネ」を実現するために、「エコナビ」機能を搭載したのが最大の特徴。

 エコナビ機能は、ユーザーの使用時間帯やドア開閉の頻度などを検知し、生活パターンに合わせた運転を自動的に制御するというもの。本体には、周囲の明るさを検知する「照度センサー」、ドアの開閉頻度を検知する「開閉センサー」、本体周囲の環境を検知する「室温センサー」、庫内環境を検知する「庫内温度センサー」の4つのセンサーが搭載される。

新シリーズでは、ユーザーの生活スタイルによって異なる冷蔵庫の使用状況に着目した 本体には4つのセンサーを搭載する センサーで検知した結果はマイコンで記憶、分析、予測し、自動的に運転制御される

 これら4つのセンサーで検知した結果はマイコンで記憶、分析、予測され、ユーザーの使用環境に合わせた運転制御が自動的に行なわれる。たとえば、深夜は照度センサーが本体周囲の明るさを検知し、灯りが消えると自動的に冷却運転を低減する。また、共働きの家庭など日中のドアの開閉頻度が少ない場合も冷却運転が自動的に低減される。これにより、本体の周囲温度が15℃前後の冬季で約15%、周囲温度が30℃前後の夏季で約12%、電気代がカットできるという。

本体前面の操作パネル エコ運転中はECO NAVIランプが緑色に点灯する。ランプ下には室内の明るさを検知する照度センサーが設置されている
たとえば、共働きの夫婦の場合1日のうち冷蔵庫を使うのは、朝食時と夕食時のみと考えられる センサーで室内の灯りを検知し深夜など暗い状況では冷却運転を低減し、消費電力を抑えた運転となる。写真は右側のエコナビ機能ありの冷蔵庫と、左側のエコナビ機能なし冷蔵庫の消費電力量を比べたもの 昼間家族がいない時間も制御運転を行なう
高効率のコンプレッサーや真空断熱材を搭載し、省エネ性能を高めている

 それ以外の省エネ機能では、コンプレッサーと冷却器を重点的に改善した。コンプレッサーでは、気筒容量を従来の10ccから12ccにし、冷却効率を高めたほか、モーター部の効率を図ったことで、冷却能力が従来機種に比べ約6%向上した。冷却器では冷却効率を高めるために、外表面にコーティング剤を採用したほか、フィンの形状やパイプ内壁の溝構造を改良した。これにより、庫内容量501Lの「NR-F504T」の年間消費電力量は330kWhとなり、定格内容積501L以上の冷蔵庫において“省エネNo.1”を実現したとしている。

本体内部に設置されているパナソニック独自の断熱材「U-VacuaW」 冷却能力が高くなった新開発のコンプレッサー 冷却器では、フィンの形状やパイプ内壁の溝構造など4つの改良を施した

 冷凍機能では、冷凍室とは別に「新鮮凍結ルーム」を搭載する。新鮮凍結ルームでは、融点がマイナス約15℃の蓄冷材を封入した蓄冷プレートと熱伝導率の高いアルミプレート、さらに約マイナス40℃の冷気を併用することで、食品を急速に冷凍する冷凍専用の部屋。冷凍スピードが速いことで、食材の細胞破壊を抑えられるほか、熱吸収効率の高いプレートを採用しているため、熱いままの食材をそのまま冷凍することができる。新シリーズでは、プレート部分を改良し、従来機種よりさらに冷凍スピードが向上したという。

新鮮凍結ルームに設置されているアルミプレート 食品を急速に冷凍することができるため熱いままの食材も冷凍できる 左が蓄冷材を封入した蓄冷プレート。アルミプレートは蓄冷プレートの上に設置して使用する

 NR-F601XVとNR-F551XVの2機種では、野菜室にナノイー放出機能を搭載する。ナノイーは、空気中の水分を結露させ電気分解した際に発生するイオンで、ウイルスの繁殖を抑制する効果があるという。ナノイーが食材表面の細胞を刺激することで、ビタミンAやポリフェノールなどの栄養成分が増加する効果もあるという。

 XVシリーズではナノイーの放出量を従来の約2倍に増加している。ナノイーの放出量を増やしたことで、輸入柑橘類の多くに塗布されている防かび剤やワックスに作用し、はがれやすくする効果があるという。

XVシリーズの2機種には鮮度保持、除菌効果のあるナノイー放出機能を搭載する ナノイー野菜室で輸入品のレモンを3日間保存した後、10秒間水洗いし、食紅水をかけた実験。左のナノイーありのレモンはワックス加工がはがれているため、食紅の色がはっきりと付いている




(阿部 夏子)

2009年9月1日 18:57

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