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Jackery、大容量ポータブル電源と太陽光パネル6枚の“発電システム”
2022年5月13日 14:02
Jackery Japanは、大容量ポータブル電源とソーラー充電パネルをセットにした「Jackery Solar Generator 2000 Pro」を5月13日より発売する。容量2,160Whのポータブル電源と、ソーラーパネル2～6枚を組み合わせたセットを用意し、価格は446,000円～768,000円。ポータブル電源単体でも285,000円で販売する。
Jackeryで最大容量となる2,160Whのリチウムイオン電池を備えた「Jackery ポータブル電源 2000 Pro JE-2000A」と、最大出力200Wのソーラーパネル「Jackery SolarSaga 200 JS-200A」で構成。個人向け太陽光発電システムとしては比較的安価なオールインワン製品として「Solar Generator」という名称で展開する。キャンプなどアウトドアやワーケーションなどの需要も見込む。
専用アダプターを介して最大6枚のソーラーパネルを接続すれば最速2.5時間以内でポータブル電源をフル充電できるのが特徴。外部への給電は定格出力2,200Wで、一般的な家電のほとんどを駆動できる。そのほか、安全性やデザイン面も新設計された。
AC出力は3系統で、災害時や停電時の電力も賄える。炊飯器やドライヤー、電気ケトルなど、ほとんどの電化製品の使用が一台で可能。出力は1ポート最大20A/2,000W、3ポート合計で2,200W(瞬間最大4,400W)。
USB出力はType-AとType-Cを各2ポート装備。Type-Aは各ポート最大18W、Type-Cは同100W。シガーソケット出力(12V/10A)も備える。
ポータブル電源本体への充電はDCが合計1,400W、ACが1,500W。ソーラー充電は前述の通り最速2.5時間で、AC急速充電は2時間。従来モデルからの変更点として電源部を本体に内蔵したことで、大型のACアダプターが不要となり、電源ケーブル1本で本体充電が行なえる。
安全性の面では、デュアルバッテリーチップ搭載としたことで、一方のチップに障害が発生した場合でも、もう一方のチップが起動してシステムのセキュリティを確保できるようになった。また、4つの保護センサーを備え、充電時の温度を監視。本体が過剰に熱くなるなど異常事態を察知して安全に対応できるという。
前面には新たにライトを搭載。ボタンで2段階の調光が行なえ、モールス信号のSOSパターンで点灯させることも可能。本体の熱を逃がすファンの回転音は53dB未満で、騒音は「スモールオフィス程度」としている。
同社に寄せられた要望に応え、出力周波数50/60Hzの手動切り替えにも新たに対応。従来の自動判別に加え、AC出力ボタンの長押しで手動に切り替えられる。
外観も見直し、「アウトドアの聖地と呼ばれるカリフォルニアでデザインのインスピレーションを受け、高級感のある新たなデザインが生み出された」という。折り畳み式のハンドル部も使いやすさを考慮した新設計のもの。パッケージはコーポレートカラーのオレンジ一色に刷新した。
Jackery ポータブル電源 2000 Pro JE-2000Aの本体サイズは384×269×307.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約19.5kg。AC充電ケーブルや車載用充電シガーアダプターを同梱する。
ソーラーパネルのJackery SolarSaga 200 JS-200Aは、磁気を持たせた折り畳み仕様で、6枚のパネルもわずかな時間でセットアップできるという。6枚で最大1,200Wの充電が行なえる。本体サイズは展開時が2,330×25×540mm(幅×奥行き×高さ)、収納時が615×40×540mm(同)。複数枚のパネルから同時に本体充電するためのアダプターは、4枚セットと6枚セットには付属し、2枚セットは別売となる。
なお、ニューヨークで行なわれた新製品発表会において、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」や「ジュラシック・ワールド」などで知られる俳優のクリス・プラットがアンバサダーを務めることも発表された。
【Jackery Solar Generator 2000 Proの価格】
ポータブル電源 2000 Pro+ソーラーパネル6枚 768,000円
ポータブル電源 2000 Pro+ソーラーパネル4枚 619,000円
ポータブル電源 2000 Pro+ソーラーパネル2枚 446,000円