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ボダム、スイッチを押すだけで手軽に使えるサイフォン式コーヒーメーカー

 ボダムジャパンは、電動のサイフォン式コーヒーメーカー「ePEBOサイフォン式コーヒーメーカー」を9月末(予定)より発売する。価格は30,000円(税抜)。

電動のサイフォン式コーヒーメーカー「ePEBOサイフォン式コーヒーメーカー」

 水と挽いたコーヒー豆を入れて、電源を入れるだけでサイフォン式独特の抽出が楽しめるサイフォン式のコーヒーメーカー。一度に抽出できる量は750~1,000ml。サイフォン式とは、水を温めることで変化する蒸気圧の変化を利用してコーヒーを抽出する方法で、お湯を入れて沸かすジャグと、ジャグの上にセットするファンネルという容器を用いる。一般的には、アルコールランプなどを熱源とするが、ePEBOサイフォン式コーヒーメーカーでは、電気を熱源とし、手軽にサイフォン式を楽しめる。

 本体にはタイマーが内蔵されており、水が沸騰し、完全にファンネルに上がるとそこから4分間かけて抽出され、4分後に自動で電源が切れ、抽出されたコーヒーがジャグに戻る。

本体は水を入れて湧かすジャグと、ジャグの上にセットして使うファンネルという容器から成る
まずは水を入れて電源スイッチを入れる
その後、ジャグをセットして中にコーヒー粉を入れる。粉は平らになるようにあらかじめ、マドラーなどでならしておく
お湯が温まってくると、ジャグからファンネルに少しづつお湯が移動してくる
お湯が沸騰すると、全てのお湯がファンネルに上がってくる。お湯が全て移動したらマドラーを使って、中を混ぜる
約4分ほど経つと、ヒータースイッチが切れてファンネルのコーヒーがジャグに落ちてくる。これで完成だ

 ボダムのコーヒーメーカーは、ペーパーフィルターや布フィルター、カプセルを使わないこと特徴としており、「Make Taste,Not paper filters.No capsules.Nothing disposable.(ペーパーフィルターやカプセルなど使い捨てのものを使用せず、ゴミではなくおいしさを作ること)」をスローガンとして掲げる。一般的なサイフォン式コーヒーメーカーでは、布やフィルターを使用するが、ePEBOサイフォン式コーヒーメーカーでは創業当時から採用するプラスチックのフィルターを採用。小さな溝でコーヒーの微粉までとらえ、アロマやコクも逃さないという。

ペーパーやネルを使わずに独自のプラスチックフィルターを採用
細かい溝でコーヒーの微粉まで残さずキャッチする

 試飲したところまず感じたのは、温度の高さ。サイフォン式コーヒーは、一般的なコーヒーよりも高い温度での抽出が可能で、カップに入れた時の温度も高い。味は、すっきりとして、苦みなども少なかった。ボダムといえば、フレンチプレスしたコーヒーが有名だが、それに比べると、オイルも少なく、粉っぽさもなかった。

 なによりも抽出している時の様子が一般的なコーヒーメーカーとは全く違う。水とコーヒーを入れてから抽出まで約12分ほどかかるものの、飽きることなく、その様子を見てしまった。

一般的なコーヒーメーカーで淹れたコーヒーよりも温度が高い
味は雑味がなく、すっきりとした味わいだった

 本体サイズは232×200×375mm(幅×奥行き×高さ)。消費電力は1,000ml。