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東京電力、水力発電の電気のみを販売する家庭向け料金プラン「アクアエナジー100」

 東京電力エナジーパートナーは、水力発電の電気のみを販売する家庭向け料金プラン「アクアエナジー100」を創設、本日から電話及びWebサイトでの受付を開始する。

 家庭で再生可能エネルギーの電気を使いたいというユーザーからの声を受け、創設された新プラン。発電の際にCO2を排出しない水力発電のみを販売する国内初の料金プランで、このプランに加入することで、電気の使用に伴うCO2排出量(平均的な家庭では年間約1.5t排出)がゼロになるという。

 基本料金は10Aにつき550円80銭で、電力料金は最初の300kWhは1kWhにつき23円40銭、300kWh以上は1kWhにつき30円02銭(すべて税込)。なお、水力のみの電源を使用しているため、燃料費調整額は適用しない。

 同プランで得られた売上の一部は東京電力グループの水力発電の設備改良や水力電源の維持、拡大へ活用される。また、水力発電所立地地域の名産品や地元イベントなどのPRや、プラン加入者を対象した体験イベントの開催なども展開していくという。

 「アクアエナジー100」加入者への最初の特典として、水力発電所立地地域の1つであり、尾瀬国立公園を有する群馬県片品村の農業収穫や文化体験、尾瀬ヶ原での木道整備やシカの生息実態調査体験などを実施する予定だという。

 東京電力グループでは再生可能エネルギーの普及拡大や、持続可能な社会づくりに貢献する取り組みとして、Eco&Cocology(心とエコロジーを組み合わせた造語で、地域と環境への貢献を通じて持続可能な社会づくりを目指すという東京電力のサービスコンセプト)のもと、自然が生み出すエネルギーの利用を通じて立地地域と消費者を結び、環境への貢献をさらに進めるとしている。