ニュース
ダイソン、PM0.1レベルの微粒子を99.95%除去する空気清浄機能つきファン
2017年3月29日 17:47
ダイソンは、PM0.1レベルの微粒子を99.95%除去する空気清浄機能つきファン「Dyson Pureシリーズ」を4月5日より順次発売する。「Dyson Pure Hot+Cool Link 空気清浄機能付ファンヒーター」、「Dyson Pure Cool Link 空気清浄機能付タワーファン」、「Dyson Pure Cool Link 空気清浄機能付きテーブルファン」の3機種で、参考希望小売価格は順に72,800円、64,800円、49,800円(いずれも税抜)。
独自開発した360度グラスHEPAフィルター採用で、PM0.1レベルの超微小粒子状物質を99.95％除去できる空気清浄機能を備えたファン。新モデルでは、活性炭の量を前モデルに比べ3.3倍に増やすことで、有害ガスを捕らえることが可能となった。建築材料や断熱材、圧縮木材製品、塗料などから放出される有害ガス、ホルムアルデヒドの捕捉と分解を向上するために、顆粒状の活性炭をトリス緩衝液でコーティングし、フィルター内部に配置している。
新たに開発したフィルターではこのほか、花粉、煙、ベンゼンなどのVOC(揮発性有機化合物)なども従来より多く捕らえることができる。
また、同シリーズでは、外出先から室内の空気環境をコントロールできる「Dyson Linkアプリ」と連携する。室内の空気の状態だけでなく、湿度、温度、PM2.5の数値と花粉の量も確認できる。同アプリはリモコンとしても操作可能で、外出先から室温設定を変えることもできる。
Dyson Pureシリーズでは周囲の空気を巻き込み、増幅させた空気を送り出すダイソン独自の「Air Multiplier」技術を採用。羽根のない独自の形状で、快適な風を送りだし、効率的に風を循環させるという。
ダイソン 研究デザイン開発 空調家電製品開発責任者のDominic Mason(ドミニク メイソン)氏は、従来型の空気清浄機について次のように語った。
「従来の空気清浄機は大きなモーターに大きなフィルターを搭載し、フィルターに空気をスピーディー取り込んでいた。ただし、そのフィルターの性能が十分でない場合、また汚い空気が室内に拡散されてしまう。我々はスピードよりも空気をいかにきれいにするかにこだわった。我々の製品は一般的な空気清浄機よりは、空気をきれいにするスピードは遅いが、空気を確実にきれいにできる」
会場には2012年のロンドンオリンピックの競泳で銅メダルを2つ獲得した寺川綾さんが登場。寺川さんが水泳を始めたのは、3歳の時で、ぜんそくに悩んでいたのがきっかけだったという。そのため、現役時代も空気の質にはこだわっていたという。
「アスリートとして、体調管理は必ずしなければならないですが、私の場合、ぜんそくを患っていたという経験もあり、特に空気の質にこだわっていました。遠征先のホテルでも、空気清浄機や加湿器は必ず付けていました」
現在は、1児の母として、自宅でダイソンの空気清浄機能付ファンヒーターを愛用しているという。
「もともとひどい花粉症なのですが、この製品を使っているからなのか、今年はまだマスクをせずに済んでいます。今は、まだ朝夕冷えるので、ファンヒーターとして活躍していますが、息子がその前から離れずに困っています(笑)」と、製品の魅力を語った。
「Dyson Pure Hot+Cool Link 空気清浄機能付ファンヒーター」の本体サイズは222×632mm(直径×高さ)で、重量は4.01kg。8畳の空間を清浄する目安時間は約30分。暖房能力の適用床面積は断熱材があるコンクリート住宅で約8畳、断熱材がない場合で4.5畳。