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パナソニック、累計100万台超え「衣類スチーマー」の新モデルは、スイッチオンから約24秒で使える!

 パナソニックは、立ち上がり時間を約24秒に短縮した衣類スチーマー「NI-FS530」を、4月21日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は11,800円前後(税抜)。

衣類スチーマー「NI-FS530」

 服をハンガーに掛けたまま、手軽にシワを伸ばせる衣類スチーマー。従来モデルからの進化ポイントは、起ち上げ(準備)時間を約20%短縮したこと。電源を入れてから約24秒後には使い始められる。

 また、スチーム発生部の温度を細かく制御し、安定的にスチームを発生させることを実現。湯飛びやムラを抑えられるとする。スチーム噴射孔を1つ増やした上で配置も改良。スチーム噴射幅を、縦横に広げたという。

 スチームは一度の給水で約4分噴射でき、余裕でシャツ一枚のシワが伸ばせるという。

噴射穴を1つ増やすと同時に、配置を見直した
スチーム噴射幅を縦横ともに広げた「連続パワフル&ワイドスチーム」

 安全面にも配慮され、電源オンの状態で、スチームボタンに60分間動作がない場合には、自動でヒーターがオフになる「自動ヒーターオフ」機能を搭載する。

60分間、放っておくとヒーターが自動でオフになる

 本体サイズは70×150×150mm(幅×奥行き×高さ)。重さは700g。消費電力は950W。注水量は50ml。なお、アイロン面にはセラミックコートが施され、スムーズに生地の表面を滑る。

3年弱で出荷台数が100万台を突破

 同モデルの企画を担当した同社の清藤美里氏は、「アイロン掛けは、アイロン台を出す手間をはじめ、いろいろな手間が掛かり、不満感が高まる家事のひとつ」ではないかと言う。

商品企画部 清藤美里氏

 そんなアイロン掛けの負担を減らすため、同社は46年前から、衣類スチーマーを商品として出してきた。1988年に発売された「NQ-200」は、一見使いやすそうだが、ヘッド部が重くて疲れるなどの形状としての弱点があったという。一方で、同じく1988年発売の「NI-10」は、ファッションデザイナーやスタイリストなどから多く支持されたとする。だが、これもまた温度制御や給水制御のバランスが悪く、スチームが出すぎて湯飛びしてしまうというデメリットがあった。

1988年発売の「NQ-200」と「NI-10」

 そうして形状や機能を進化させて辿りついたのが、2013年11月に発売された「NI-FS300」。同モデルの発売から3年も経たない2016年8月には、累計出荷台数が100万台を突破。より、プロだけに限らず、利用者が増え続けているという。

2013年発売の「NI-FS300」

パリとバリで活躍するトータルファッションアドバイザーの「YOKO FUCHIGAMI」も絶賛

 製品発表会には、トータルファッションアドバイザーの「YOKO FUCHIGAMI」(ロバート秋山)が登場。

トータルファッションアドバイザーの「YOKO FUCHIGAMI」(ロバート秋山)

 当初は、自然体のファッションを追求し「シワは素晴らしいもの」だと語っていたFUCHIGAMI氏。衣類スチーマーで、シワがなくなっていく様子を見て、「シワがなくなるのも、ありかなぁと思いはじめています」とつぶやいていた。

世界で活躍する「YOKO FUCHIGAMI(ロバート秋山)」が衣類スチーマーの新製品をインプレッション!

 シワやニオイなどの生活感は、同氏のファッションでは欠かせないとしていたが、衣類スチーマーを使うことで、ニオイも消せると聞くと驚いていた。

 「わざとホルモン屋で服にニオイを付ける、ホルモン FUCHIGAMIというセカンドブランドがあるんですけど、このスチーマーを使うと、そういうニオイも消えちゃうんですね。

 シワ撲滅は、TPOに合わせるという意味ではありかなと。YOKO FUCHIGAMIは、シワ撲滅を宣言します! わたしもシワ撲滅を応援したいと思います」

 FUCHIGAMI氏が、当初とは180度考えを変えて、会は締めくくられた。

みるみるシワが消えていくのに驚くFUCHIGAMI氏