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三菱レイヨン・クリンスイ、4月1日に社名を変更。信楽焼の浄水器など新製品も

 三菱レイヨン・クリンスイは、2017年4月1日より、商号が三菱ケミカル・クリンスイに変更になることを発表した。あわせて、新製品の発表も行なわれた。

商号の変更について話す池田宏樹代表取締役社長

三菱ケミカルとして、引き続き水処理事業分野を担当

 冒頭、同社代表取締役社長の池田宏樹氏より、商号の変更について改めて発表。三菱ケミカルホールディングスの連結子会社である三菱化学、三菱樹脂、三菱レイヨンの3社が統合し、4月1日より商号が三菱ケミカルになる。

 新会社は10部門に分けられ、同社は環境・生活ソリューション部門を担当。引き続き、クリンスイなどの浄水システムをはじめ、水処理に関する各種ソリューションの提供や、日照不足地域、水ストレス地域への植物工場の提案、リチウムイオン電池材料を手掛けることになるという。

Wの安心を実現した蛇口直結型浄水器、髪と肌のやさしいシャワーヘッド

 発表会では新製品をはじめ、同社の主力製品が多数展示された。

蛇口直結型浄水器「クリンスイMD111」

 ろ材・容器の素材の安全性について、世界的な公衆衛生規格「NSF認証」を取得した蛇口直結型浄水器「クリンスイ MD111」を4月より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は、4,500円(税抜)。

高い浄水能力を持つという「クリンスイ MD111」

 同製品は、デザイン性・機能性の高いキッチンや水栓にもマッチするシンプルなデザインが好評の「クリンスイ MONOシリーズ」の新モデル。世界的な公衆衛生規格である「NSF認証」を取得した材質の安全性と、独自の「中空糸膜フィルター」搭載による13+2物質除去の高い浄水能力を備える。

 ちなみに中空糸膜とは、ろ過機能を持つマカロニ状の繊維のこと。壁面には非常に細かい孔があり、ここで有害な物質をブロックしてきれいな水が作れるという。

中空糸膜を搭載したポット型浄水器と、非搭載のポット型浄水器での実験の様子。搭載された浄水器では、赤サビもきれいにろ過されていた

 デザインは、グッドデザイン賞など多数の受賞歴を持つプロダクトデザイナーの柴田文江氏が担当。料理や家事など、用途によって使い分けられる浄水・原水ストレート・原水シャワーの3段切替ダイヤルは、直観的に使いやすいデザインになっているという。

カートリッジには、チェックウインドーを採用
汚れ具合がひと目でわかる

 カートリッジ寿命は3カ月で、交換用カートリッジの価格はオープンプライス。店頭予想価格は、1個入(MDC01S)3,480円、2個入(MDC01SW)6,980円。

カートリッジ交換式浄水シャワーヘッド「WS301」

 同社の美容市場向けブランド「WATERCOUTURE(ウォータークチュール)」から、水道水を髪や肌にやさしい水に変える浄水シャワーヘッド「WS301」を4月に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は、カートリッジ1個付で12,000円(税抜)。

髪や肌にやさしい水に変える浄水シャワーヘッド「WS301」

 カートリッジに入った亜硫酸カルシウムが、水道水に含まれる”残留塩素”を取り除くシャワーヘッド。残留塩素は、髪のたんぱく質を壊してキューティクルを乱し、髪のパサつきの原因になるほか、肌への刺激となって肌荒れや肌トラブルの悪化を招くといわれているという。

 1つのカートリッジで3,000Lの水道水の脱塩素ができ、1日100L使用の場合、カートリッジは約1カ月間使用可能。0.3㎜径の穴が296個空いた目の細かい散水板で、全身をやわらかく包むような肌あたりになるという。また従来品(ピュアピュアII)に比べ、約38%の節水効果もあるとしている。

お米やお茶をよりおいしくする「和食のためのクリンスイ」なども

 そのほかのクリンスイの製品の実演・展示も行なわれた。その一部を紹介する。

ポット型浄水器「和食のためのクリンスイ」シリーズ
専門家の監修により、和食のための水がつくれる「和食のためのクリンスイ」は、お米用、お茶用、出汁用の3種類。価格は各4,000円(税抜)
それぞれの試食・試飲も実施。水道水との味の違いは明らかだった
陶器製の浄水器「クリンスイ JP100-C」
信楽焼の陶器のサーバーとして採用した浄水器「クリンスイ JP100-C」。価格は30,000円(税抜)