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世界初、磨き残しもスマホで知らせてくれるブラウンの電動歯ブラシ「ジーニアス 9000」

 ブラウンは、電動歯ブラシ「ブラウンオーラルB」の最上位モデルとして、スマートフォンと接続できる「ジーニアス 9000 D7015256XC」を、11月上旬に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は24,800円(税抜)。

最上位モデルが新登場!「ブラウン オーラルB ジーニアス 9000」

スマホと連携! 世界初の「ポジション検知機能」を搭載

 「ジーニアス9000」シリーズは、スマートフォンのカメラ機能と、歯ブラシ本体に内蔵されたモーションセンサーによって、磨いた場所のトラッキングを可能にした「ポジション検知機能」を世界で初めて搭載。これにより、スマートフォンアプリの画面から、磨き残した箇所を指摘してくれるだけでなく、ブラシの押しつけすぎを知らせることが可能になった。

 既存の製品では、タイマーで磨く場所をガイドしていたが、ジーニアス9000シリーズは、スマホのカメラ機能と歯ブラシ本体に内蔵されたモーションセンサーにより、磨いた場所を検知する。磨き残し箇所をスマートフォンアプリの画面で知らせてくれるため、正しい歯磨きができるという。

本体は138gと軽い
丸いブラシの形状が特徴
手持ちのスマホと一緒に使用する
スマホを鏡につける吸盤式のホルダーも付属

 使い方は、鏡にスマートフォンホルダーを設置し、カメラ連動アプリを起動することで顔の位置を認識する。スタートするとブラシの位置を検知して、時間や磨いた場所などを正しくガイドする。

スマホを装着して、顔の位置を認識させることからスタート
押しつけすぎると警告が表示される
歯のどこを磨いているのか一目でわかる

 また、新たに「プロクリーニングモード」が搭載された。歯科クリーニング機器に発想を得た独自の3D丸型回転の動きで、1分間に左右約10,500回反転、上下約48,000回振動して歯垢を落とす。一般的な長方形のヘッドでは磨き残しが多いため、歯科医は丸型を推奨しており、ブラウンも丸型の歯ブラシを採用しているという。

 充電時間も短くなり、電池も長持ちするようになった。リチウムイオン電池を採用し、充電時間は12時間で、1日2分、2回の使用で最大12日間使える。スマホの同時充電も可能な「USBトラベルケース」、押しつけすぎなどを光って知らせる「スマートリング」なども新搭載している。

USB接続のトラベルケースが付属している
このようにコンパクトに収納できる
スマホを立てて本体と一緒に充電もできる
ブラシはマルチアクションブラシとホワイトニングブラシが付属

 他に、優しくブラッシングする「やわらかクリーンモード」や、歯ぐきを優しくマッサージする「歯ぐきケアモード」、ホワイトニングブラシで歯の色がワントーンアップする「ホワイトニングモード」などの機能も、前モデルから継続して搭載している。

 本体サイズは、29×35×241mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約138g。カラーはブラックとホワイトの2色。

手磨きの平均タイムは46秒から2分28秒に伸びた

 P&Gアジア本部 ヴァイスプレジデント・伊藤 正明氏は、最初に「日本人は定期的に歯医者に行くという習慣がなく、55才から59才になるとなんらかの入れ歯になっています。その主な原因は磨き残しと言われています。歯垢は水溶性ではないので、歯ブラシを使って物理的に落とさなければなりません。そのためには、歯磨きツールでやさしく正しく隅々まで磨く必要があります。ブラウンの電動歯ブラシは、手磨きにはできない効率的なテクノロジーを搭載しており、世界医師に推奨されているナンバーワンブランドとなっています。歯科衛生士が隣にいて、磨き残しがあることと教えてくれるようなお手伝いができないかと考え、開発しました。新たに搭載したポジション検知機能は、スマートフォンなどを使ってお客の状態に合わせて歯磨きができます」と語った。

P&Gアジア本部 ヴァイスプレジデント・伊藤 正明氏

 実際に患者の歯垢の残り具合を臨床実験した結果、例えば右利きの人は左側はかなり磨き込むものの右側は短く、歯を白く見せたいという願望から前歯を特に念入りに磨いて歯を傷つけているという。平均的な歯磨き時間である46秒のうち、右側はたった10秒前後だという。

 一本一本丁寧に磨き、ブラッシングをするときは押しつけずに軽く当て、歯垢を取り除くために1日2回、2分間のブラッシングをするのが理想だが、実態はほど遠い。歯ブラシを押しつけて必要以上に圧力がかかり、歯ぐきを痛めてしまう人少なくない。そして、手磨き用の歯ブラシでは1回の平均タイムは46秒しかかけていないという。

P&Gグローバルオーラルケアのアダム・ボールディング氏

 オーラルケアを研究している科学者で、製品開発に携わるP&Gグローバルオーラルケアのアダム・ボールディング氏は「西ヨーロッパで既に発売されているが、平均46秒だった歯磨きが2分28秒まで伸びています。ポジション検知機能は時間をガイドをしてくれるだけでなく、どこに磨き残しがあるのかまで教えてくれるインテリジェントなシステムです」と説明した。

歯科医師に指摘される4つのポイント
しかし、ほとんどができていないという
歯磨きの平均時間が大幅にアップしている
一般的な歯磨きと比較すると、磨き残しは圧倒的に少ない。一晩経ってもバクテリアの繁殖が抑えられている

松岡修造氏も長年愛用中! 「実際に使ってみたら良さがわかる」

 オーラルBのアンバサダーである松岡 修造さんも登壇し、DIO文野矯正歯科院長 文野 弘信氏とアダム氏によるトークセッションも行なわれた。

ゲストの松岡修造さんを迎え、トークセッションが行なわれた

 松岡さんは小さい頃は歯磨きが嫌いで虫歯は多かったが、ブラウンの電動歯ブラシに変えてから虫歯ができたことはないという。既に使用しているジーニアス9000について「正しく磨けているか不安があったものの、磨いている場所を把握できて便利です。リオのオリンピックにも持っていきました。磨いた後のツルツル感を知ると、やみつきになります。ぜひ体験してほしい」と熱弁をふるった。

「前モデルよりも軽くなり、磨きやすくなっています」と松岡さん。当日は実際に2分間の歯磨きを行っていた

 また、文野院長は「実際に歯医者が使っている歯ブラシは丸型です。歯と歯ぐきの境目を磨くのには棒の形では難しいですね。丸型ブラシは歯の一本一本を包みこんで、ブラシでそぎ落とす形状です。自分も体験してツルツルした感じがわかりました。歯科医としてもおすすめです」と語った。

松岡さんが新製品のアンバサダー就任をかけて歯垢クイズバトルに挑戦し、見事に全問正解。特製白衣を着用して抱負を披露した
「みんなジーニアスになれる! ツルツル造!」とポーズを決め、会場を盛り上げた
「使ってみれば良さがわかります」と熱く語る松岡さん