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サーモス、真空断熱ポットで煮詰まる心配なく長時間保温できるコーヒーメーカー

 サーモスは、今季の新製品を紹介する展示会をプレス向けに開催。コーヒーメーカーなどの新製品を公開した。ステンレス製魔法びん構造の真空断熱ポットに直接ドリップするコーヒーメーカー「ECH-1001(1L)」と「ECH-701(0.63L)」の本体カラーを一新して9月1日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は順に16,000円前後、8,600円前後。

コーヒーメーカー「ECH-1001(写真右)」と「ECH-701(写真左)」

 真空断熱ポットに直接ドリップするため、煮詰まることなく淹れたての美味しさを長時間キープできるコーヒーメーカー。ステンレス製の真空断熱ポットを採用し、割れる心配がなく、結露することもない。また、ポットに氷を入れてからドリップすればアイスコーヒーも簡単に作れるとする。

 「ECH-1001」はドリップ予約タイマーを搭載し、10分単位で23時間50分後まで設定可能。前日に予約しておけば、翌朝淹れたてのコーヒーが楽しめる。

 「ECH-1001」の本体サイズは、240×245×365mmで、ポットを含む重さは3.4kg。消費電力は700W。

 「ECH-701」の本体サイズは155×250×355mm(同)で、重さは約2.2kg。消費電力は650W。

「ECH-1001」のステンレス製真空断熱ポット。「ECH-701」のポットも構造は同じ
ポットの口の部分から、ドリップされたコーヒーが直接注がれる
セッティング前には上に上がっている状態のレバーが、セットすると下がって口が開き、そこからドリップが注がれる
「ECH-1001」の給水タンクを取り外したところ。アイスコーヒー用の目盛りも用意されている
ドリッパーにペーパーフィルターをセットしてからコーヒーを淹れる

保温力の高い魔法びん構造を活用したスープジャーを公開

 展示会では、魔法びんの保温力で味噌汁やスープが手軽に作れる真空断熱テーブルスープジャー「KJC-1000(1L)」も公開された。9月1日に発売され、価格は6,000円(税抜)。

 魔法びんと同じ真空断熱構造の高い保温力を活用。具材や調味料、沸騰したお湯を入れるだけで、スープができるうえ、そのまま保温しておける。高い保温力により、じっくりと素材からうまみを引き出せるという。また、保温調理中に火を使わないため、火加減が難しい出汁も、おいしく取れるという。

 本体サイズは約170×175mm(直径×高さ)で、重さは約0.6kg。保温効力(2時間)は74℃以上、保冷効力(同)は8℃以下。本体カラーはモカとトマトの2色。

真空断熱テーブルスープジャー「KJC-1000」
魔法びんと同じ真空断熱構造で、高い保温力を備える
具材と調味料、沸騰したお湯を入れておけば高い保温力でスープが簡単に作れる
火加減が難しい出汁も簡単に取れる
「KJC-1000」で作ったお味噌汁

 その他に、温かいスープや冷たいデザートを持ち運ぶのに便利な、小型の真空断熱スープジャー「JBQ-300(0.3L)」と「JBQ-400(0.4L)」を公開。新たに「オープンアシスト構造」を採用。熱いものを入れて密閉した際に、圧力低下によって蓋が開けにくくなっても、蓋の上部を押すことで簡単に蓋を開けられるようにした。

「JBQ-300」は、アクア/バナナ/ピーチの3色展開
「JBQ-400」は、モカ/ピーチ/ミルクの3色展開

 「JBQ-300」の本体サイズは約90×85×115mm(幅×奥行き×高さ)で、重さは約0.3kg。保温効力(2時間)は54℃以上、保冷効力(同)は12℃以下。

 「JBQ-400」の本体サイズは約95×130mm(直径×高さ)で、重さは約0.3kg。保温効力(2時間)は58℃以上、保冷効力(同)は11℃以下。

蓋が開けにくくなっても、蓋の上部を押しながら回せば、簡単に開けられるオープンアシスト構造を採用
蓋は3つのパーツに分かれるため、隅々まで洗える。また、食洗機でも洗える(本体部は食洗機に非対応)