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長期レビュー

ダイソン「エアマルチプライアー」 その1

〜ウワサの「羽根のない扇風機」を試す!!
by スタパ齋藤

 
「長期レビュー」は1つの製品についてじっくりと使用し、1カ月にわたってお届けする記事です。(編集部)



 家電Watch編集部から「貴様は比較的にキテレツ風味のあるハードウェアが好きだからダイソンの新型扇風機を試してみなはれ」みたいなメールとともに「air multiplier (エアマルチプライアー)」が送られてきた。あっ、コレ、話題の「羽根ナシ扇風機」ですな!! おもしろゲ!! 興味アリ!! ゼヒ試してゆきたいッ!! てなわけで、この風変わりな扇風機の長期レビューをば。

ダイソンの「エアマルチプライアー(Air Multiplier)」。直径30cmタイプと25cmタイプがある。写真は30cmタイプでカラーはホワイトのみとなる こちらは25cmタイプ。このモデルにはホワイトとサテンブルーのカラーが用意されている

メーカー ダイソン
製品名 エアマルチプライアー 30cm 25cm
希望小売価格 オープンプライス
購入場所 ヨドバシ.com
購入価格 39,000円 37,000円

 写真のような、あるハズのものがナイという製品。エアマルチプライアーは扇風機なのだが、風を起こすための羽根が見えないのだ。しかし、上の写真の状態でシッカリと風が起きる。ちゃんと扇風機として機能するのだ。フッシギ〜!!

 てか、拙者も最初にコレ見たとき、扇風機とは思いにくかった。ネット上で見てその外観や扇風機であることは知っていたが、実物を目の前にして「どこから風が出るの?」と、よくわからなかった。風が吹き出る部分がほとんど見えないんですよ。

 また、エアマルチプライアーを見た人は大抵「これ、なあに?」てな状態。全然わからないらしい。この形状の扇風機があるってコトをテレビとかで見て知っている人もだいたい、「どこから風が吹き出すの?」という疑問を持つようだ。

風は、リング状の構造の内側後方にある、ヒッジョーに細いスリットから吹き出す。その幅は1mm程度。パッと見だとスリットの存在に気づかないくらいだ サテンブルーのモデルだと、その色から、スリットがほとんど見えない感じ 扇風機にはまるで見えない外観。最後の最後までコレがナンなのかわからない人も

 ところでこの扇風機、どんなシクミで風を起こしているのだろうか? 写真とともにザッと見ていきたい。

本体下部に空気の取り込み口がある 上部の輪の部分と下部の台座/モーター部分は分離できる。これは台座部 分離した輪の部分。この輪の内側あたりから風が出る
台座部分上方には風を起こすモーター/ファンがある。風が上向きに出ている 台座から出た風流は、輪の部分へと送り込まれる。本体内部に流れる風はやや高圧になっていると思われる そして輪の部分のスリットから水平方向/前方へと風が吹き出す
ダイソン曰く、吸い込んだ量の約15倍の風が放出されるとのこと 輪の部分の断面はこのようになっている。スリット(左)から出る空気は、その周囲よりも低圧になる スリットから出た低圧の空気が、輪の周囲の空気を引き込むことにより、吸気したよりも多くの風を流せるというわけだ

 なんだか、わかったようなわからないような……ちなみに、ダイソン曰く「モーターで起こした風量は、吹き出す風量のわずか7%で、残りの93%は外側から取り込んだ空気」とのことだ。ま、エアコンを利用するにあたってエアコンの動作原理を知る必要がないのと同様、エアマルチプライアーも「不思議なカタチだけどちゃんと風が出て扇風機として機能する」ってコトですな。

 さておき、まずは設置……と思って行動を起こしてすぐ気づいた。この扇風機、なんか非常に軽いような、持って移動するのがラクなような、設置しやすいような。ナンでだろう?

 エアマルチプライアーは円形部直径つまり風が吹き出す部分のサイズ違いで2種類あるが、そのサイズや重量は、直径25cmタイプが300×155×497mm(幅×奥行き×高さ)で重量1.72kg。直径30cmタイプが356×155×547mm(同)で1.78kg。サイズのわりには軽量というイメージだ。また、円形部が薄く、重心が下方にある。

直径25cmタイプ30cmタイプも、本体の奥行きは15.5cm。風が出てくる円形部分はさらに薄い 若干アンバランスに見えるが、モーターやファンが本体下部に集中しているので安定性は十分にある こんなふうに傾けることもできる。この状態でも安定している

 いわゆるフツーの扇風機は、本体上部に羽根があり、それを回すモーターもあり、さらに羽根を囲む金属やプラスチックの格子があったりして、上部が重いし嵩張る。また、頭でっかちのバランスとなって倒れちゃ困るので、台座部分もしっかりと重く作られている。

 一方、エアマルチプライアーは本体下部に重い部品が集まっており、それ以外は非常に軽い。本体外側はクルマのバンパーやヘルメットなんかに使われている軽くて丈夫なABS樹脂製。上部の輪の部分は単体で持つと拍子抜けするほど軽かったりするのだが、十分に堅牢である。

 ので、ダイソン的に推奨するかどうかは不明だが、輪っかの部分を持って軽々と移動できちゃったりするんですな。そして、そのまま置きたい場所へポンと。外観の斬新さもさることながら、サイズのわりに意外なほど軽く設置しやすいというのも、このエアマルチプライアーに触れてみての実感となった。

 てな感じのエアマルチプライアー。拙者的には既に欲しくなっとります!! 実は使い始めて即、このシクミ/形状がもたらす利便を多々得られたのだが、とにかく、今後さらに使い続け、レポートしていく。次回以降、さらに細かな使用感などをお伝えしていきますんで、引き続きご愛読をよろしくお願いいたします〜。



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2010年4月9日 00:00