やじうまミニレビュー

アーネスト「くるくるシリコン水切り」

~キッチンの作業スペースを広げられるシリコンマット
by 阿部 夏子


やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです


アーネスト「くるくるシリコン水切り」

 「あーもうちょっと広かったら……」

 我が家のキッチンの話だ。日頃、1人で作業する分には問題ないのだが、母親や妹が来て一緒に調理するとなると、とたんにスペースが足りなくなる。理想としては、もっと広いキッチンのある家に引っ越したい――が、現実はそんなにうまくいかない。妥協案として見つけたのが、今回紹介するアーネストの「くるくるシリコン水切り」だ。


メーカーアーネスト
製品名くるくるシリコン水切り Mサイズ
希望小売価格5,480円
購入場所直販サイト
購入価格5,480円


 シリコン製のカバーで覆われたこの製品、本来は野菜や食器の水切りとして使用するためのものだ。本体サイズは350×520×9mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約1.5kg。今回はMサイズを購入したが、自宅のシンクの幅に合わせてサイズを選べるように、Sサイズ(奥行き42cm)、Lサイズ(奥行き58cm)も用意されている。
製品パッケージシンクの幅に合わせて製品のサイズを選ぶ製品本体

 本体をシンクの上に広げて置くだけで、水切り用のスペースが作れる。本体幅は、キッチンのシンク幅と同じなので、違和感なく使うことができる。

キッチンのシンクに広げて置くだけで作業スペースを広げられる。右がくるくるシリコン水切りを置く前、左が置いた後

 我が家では、この製品の3つの特徴を活かして、水切りとしてだけではなく、作業スペースを広げるためのグッズとしても大活躍している。

 3つの特徴とは、まずシリコン製ならではの安定感。シリコンは柔軟性があるので、非常に安定感が良く、シンクに置くと、ピタっと安定する。本体の耐荷重は10kgあり、この上にまな板を置いて、野菜を切るといった作業にも充分対応する。マットが安定しているので、包丁を使った作業も安心して行なえる。

シンクの幅にぴったりだったある程度の重さもあるので、広げると、シンクにピタッと安定するまな板を置いて、包丁を使っても不安定な感じはしない

 2つめは、水洗いに対応するという点。汚れたら、さっと水洗いできるので、いつでも清潔に保つことができる。また、シリコンならではの特徴として、耐熱温度が高い点も挙げられる。本体の耐熱温度は220℃なので、熱湯をかけても、溶けることがない。

汚れたらブラシなどを使って水洗いできる汚れたらすぐに洗えるので、いつもで清潔に使える水だけでなく熱湯にも対応するので、調理には便利だ

 3つ目は、使用しないときは小さく収納できる点。母や妹が来たときだけ、出して使えるので、とても便利だ。ただ、くるくると丸めるだけで、説明書を読む必要がないくらい単純な構造というのも好印象だ。

くるくると丸めたところ使わない時は、キッチンの壁に立てかけて置いておける
野菜の水きりとしても便利

 もちろん、水切りとしても便利に使える。また、野菜の水切りや鍋やボウルの一時的な置き場所としても重宝している。

 本体の造りはかなりしっかりしていて、半年以上使った今でも、全く壊れたり、色あせたりしていない。購入時は5,000円を超える価格は高いかな、と思ったが、これだけ丈夫だったら納得できる。

 複数でキッチンに立つ場合、充分な作業スペースを確保するというのは、かなり重要だ。作業の効率化という意味はもちろん、関係性にもよっては(例えば、母と娘、三姉妹、嫁と姑など)、深刻なケンカにも発展しかねない。狭いキッチンでお困りの方に、試してもらいたい製品だ。




2011年 9月 6日   00:00