やじうまミニレビュー
電源なしで気軽に使えるキュートな気化式加湿器
by 阿部 夏子(2015/10/23 07:00)
乾燥が気になる季節になってきた。朝起きると、喉にちょっと違和感があったり、お肌がピリピリ……。加湿器を使うのも良いけれど、押し入れから出してくるのがちょっと面倒だし、メンテナンスも手間がかかる。そんな人にお勧めしたいのが今回紹介する積水樹脂の「うるおい Wall 壁かけタイプ」だ。
メーカー | 積水樹脂 |
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製品名 | うるおい Wall 壁かけタイプ |
購入場所 | 東急ハンズ |
購入価格 | 1,998円 |
自然蒸発の原理を利用した気化式の加湿器で、電源を使わずに手軽に使える。自然蒸発と聞いて「じゃあ、濡れたタオルでも置いておけばいいんじゃないか」と思った人はちょっと待って! うるおいWallは水を表面に保持しやすい、特殊繊維フィルターを通じて水を蒸発させるので、蒸発水分量は自然蒸発の約20倍。濡れタオルとは威力が違うのだ。
この製品のもう1つの特徴が、かわいらしいデザイン。水を吸収し、蒸発させる特殊繊維フィルターは、動物の形をしていて、柄はキリン、エルク、ゾウの3種類。今回はピンクのキリンを選んだ。
使い始めるにはまず、このフィルターを組み立てるところから始める。図柄をくり抜いて、組み立てるのは、ちょっとした工作のようで楽しい。特に難しいことはないが、細かい切り込みにフィルターを入れていくので、くりぬきからスタートして組み立てるまでに5分弱くらいはかかる。
フィルターを組み立てたら、あとは付属のボトルに水を入れてトレイにセット。初めて使うときはフィルターも水に濡らしてからトレイにセットする。あとは、水が自然に蒸発するだけ。
電気を使う加湿器のようにモクモクと加湿されるわけではないが、半日も放っておくと、水の量は半分になった。広い範囲を加湿できるわけではないので、あくまで個人用の製品だが、特にオススメなのが、寝室での使用。強制的に加湿するわけではないので、加湿しすぎを防ぎ、寝具が濡れてしまうこともない。また、個人的には音がしないというのも大きなポイントだ。
なお、この製品は、付属の取付ステーを使って壁掛けすることもできる。その際は180度開くホッチキスと針が必要になる。設置場所に応じて、床置きと壁掛けを選べるのは便利だ。
付属のフィルター寿命は使用環境により異なるが、最長で3カ月ほど。表面の汚れが目立つときは、フィルターが全て浸かる程度の容器に水を入れ、半日ほどつけ置き洗いする。積水樹脂では、交換用のフィルターも別売りで扱っているので、ある程度使ったら買い替えてしまうというのも手だろう。